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まるでポテトチップス? いいえ、葛の葉チップスです。
畑が山の中にあるので少しでも放置すると、あっというまに葛の蔓が侵入してきます。
私の畑は横に大きな葛の幹があり、それが毎回周りの大木を覆い、大きく日陰を作り畑に蔓が侵入してくるので、日々が葛との戦いです。
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生薬や身体を温める食材として知られる、くず粉ですが、まさか、蔓や葉を食べる発想はありませんでした。
図書館で見た本に、子どもたちに人気の葛の葉チップスというのを見つけ、えー!畑の敵が、ポテトチップスみたいでおいしいなんて?
本当に?試したい!と。
しかも、葛の蔓の天ぷらが絶品とあり、いま、あちこちから出ている蔓がまさに旬の時期だったとはと、昨日までうんざりしてた葛に、今日は会うのが楽しみになりました。
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よく見ると新芽は毛だらけ。とても美味しそうには見えないけど…
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早速、収穫して本に載っていた葉っぱチップスと新芽の天ぷらをしてみようと思いましたが、葉っぱは、すでに大きくなってて、本に載っていた 幼児の手のひらくらいの大きさの葉は、意外に少ない…
少ないですが、なんちゃって、ポテトチップスの葛の葉チップスと葛の新芽の天ぷら作りました。
〈葛の葉チップス〉
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〈材料〉
葛の葉 若葉
(柔らかい幼児の手のひらくらいの大きさ)
かたくり粉 適量
(米粉、小麦粉でもOK )
米油 適量
(菜種油でもOK)
塩 適量
(作り方)
①
水でキレイに洗い汚れを落とす。
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②
ビニール袋にかたくり粉を入れて、軽く水気をとった葉を入れて袋ごと振り、粉を全体につける。
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余分な粉は落としてくださいね。
③
油で揚げて塩をまぶす。
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できました
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私はライムペッパーソルトをかけていただきました。
全く癖のないケールチップより軽いスナックです。
私はケールチップくらいの歯応えと苦味がある方が好きだなぁ…
これなら大きめの厚手の葉でもいけるのでは?と思いました。
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これは、お子さんに良いかも。
下処理いらずで簡単だし、袋に粉類と一緒に入れてフリフリして揚げる、子どもでも作れる手軽さ。
いろんなスパイスつかっていろんなフレバーソルトで楽しみたいかも!
ぜひ、親子で試してほしいな。
葛の蔓先も小麦粉に塩を少し入れて水で解いた衣を作り油で揚げてみました。
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見た目のグロさとは違い、全くクセがない。
かなり、サッパリとした、たんはくなお味でした。
ちょっとクセが怖くて細いの選んだけど、食べてみてもっと太めで大きいものでもよかったかもと思いました。
そんな意外にクセのない葛の調理法まとめました。
ぜひ、私のように葛と睨めっこしていた方も、今後の葛料理にご活用してもらえたら嬉しいです。
《葛の食べられる時期と部分と利用法》
〈若葉、新芽〉
3~5月の柔らかい新芽、若葉
葛の葉は幼児の手のひらくらいまでの小さめの柔らかい葉。
天ぷら、和え物、炒め物など
〈蔓先〉
3~5月の柔らかい蔓先
蔓先は茶色の産毛の生えている部分を手でポキッと折れる15cm〜20cmくらいのところ。
おひたし、汁の実、きんぴらなど
〈花〉
7~9月の花
花は八分咲きのものを花穂ごと取る
酢の物、天ぷら、花茶、ジャムなど
〈根〉
根は冬に掘り出す
葛粉やお茶など
知らないと迷惑な侵入者でしかなかった葛ですが、利用法を知って親しみが湧きました。
自然の恵みに
感謝♾合掌
参照元 野山 里山 竹林 楽しむ、活かす 農文協
よくわかる山菜大図鑑 永岡書店