菊芋の花を食べよう!白きくらげのあえもの
菊芋の花もそろそろ終わりになってきました。
菊芋の花の花びらは、クセがないだけでなく、しっかりしているので、花びらをお茶にして乾燥して保存したり、シロップ漬けやジャムにも向いていると思います。
重陽の節句の時、大好きな白きくらげと菊の花であえものを作りたかったのですが、食用菊の花は開花が9月下旬頃なので、咲いておらず、少し早く咲く菊芋の花があると使えます。
白きくらげの乾物は使いたい時に使えて、栄養価も高いので、常備するのに良いですね。
菊芋の花をいただいたので、先日作った菊芋の花のシロップと会わせて常備してあった白きくらげと料理してみました。
菊芋の花シロップはこちらから
↓
菊芋の花を食べよう! 菊芋の花シロップ作り
https://note.com/happy3smile/n/nea9320a1a628
白きくらげ(キノコ)
学名 Tremella fuciformis
シロキクラゲ目シロキクラゲ科シロキクラゲ属
乾物で黒いきくらげはよく見ますが、なかなか置いていないのが白きくらげ。
なので、目にすると、つい手が伸びてしまいます。
中国では古くから食べられ、中医学では「銀耳」と呼ばれ、「肺」を潤す役割があるそうで、喉を潤し咳をおさえてくれるとともに、肌にハリや潤いを与えてくれる食材なんだそう。楊貴妃も食べていたとか。
腸の調子を整えてくれる食物繊維をはじめ、骨粗しょう症の予防効果が見込めるビタミンD、カルシウム・マグネシウム・鉄などのミネラルも含みます。
素晴らしい自然が生み出した美容フードです。
では、早速、菊芋の花と白きくらげのレシピです。
〈白きくらげと菊芋の花のあえもの〉
〈材料〉
白きくらげ(乾燥) 5g
菊芋の花
(漬けダレ)
菊芋の花シロップ 大さじ2
白だし 大さじ2
レモン汁 小さじ1
昆布 3cm角くらい(無くてもOK)
くこの実 5g
白ゴマ 小さじ1
〈作り方〉
①
ボウルに乾燥した白きくらげをたっぷりの水に入れて30分ほどかけて戻します。
5gが50g以上に!約10倍くらい膨らみます。
②
別のボウルに調味料と、昆布、くこの実を入れて混ぜ合わせておきます。
③
菊芋の花から花びらをだけを取りザルに入れて、ボウルにはった水の中でゆすり洗いします。
④
鍋に水を入れて、沸かし、お酢を入れて沸騰したら菊芋の花びらをさっと湯通しします。
⑤
湯通ししたらすぐに冷水にとって冷やし、水気を絞りとります。
⑥
①が柔らかくなったら、石づきがある所は包丁で切って取り、バラバラにして、きれいに水で洗い、水気をよく切ります。
⑦
②の調味料の入ったボウルに菊芋の花びらと白きくらけを入れてあえます。
⑧
保存容器にいれて30分ほど味を馴染ませたら、白ゴマを混ぜて出来上がりです。
冷蔵庫で保存すれば一週間くらいは、おいしく食べられます。
さらにもう一品!
白きくらげを台湾のデザート風に
〈白きくらげのマチェドニア〉
白きくらげ(乾燥) 5g
菊芋の花
(漬けダレ)
菊芋の花シロップ 大さじ6
レモン汁 小さじ2
くこの実 5g
イチジクや季節の果物 適量
〈作り方〉
作り方は、うえのあえものとほとんど同じです。
季節の果物を食べやすい大きさに切って、甘い漬けダレに漬けるだけです。
炭酸で割ってパンチにしても良いですね。
菊芋の花びらのオレンジに近い鮮やかな黄色と透き通る白きくらげと、くこの実の色のコントラストがとても好きです。
今回は梨と畑で取れたベビーいちじくイスキアを入れてみました。
残りは頂いたカボスを絞って柑橘風味で頂こうかと思いますり
植物の魔法は本当にステキとつくづく思います。