立ち呑み屋に初めて行った感想
コロナ禍で制限なしの大型連休ということで、東京から父が遊びに来て下さいました。
本来なら、私たちが子供を連れて元気な姿を見せに、ないしは父母のお世話をしに行くところですが…。
子供の習い事の都合で、父ひとりがこちらに来て下さいました。
立ち呑み屋ヘ
お酒が好きな父と久しぶりにのみに行こうとなりました。昼間から既に父は軽く呑んでいましたが、軽く周辺を散歩しつつ、普段行けない(行かない?)立ち呑み屋へ。
私たち親子は初めて(常連ではない)来店するため、おそらくトイレ近くのフリー客が立ち呑みするエリアに案内されました。
オーダー
地元神戸の地酒とつまみを数種類頼み、阪神タイガースvs巨人の中継テレビを見る。
なんだかんだで1時間程度お店に滞在。
ディープな立ち呑み屋さんも入ってしまえば楽しく過ごせるもんだなぁと…
思っていました。
常連客からのつぶやきが聞こえなければ…。
常連客の入店
16時に入店し、客は私たち親子しかいません。当たり前ですが、父は初めての客。私は地元ですが、子連れということもあり立ち呑み屋さんとはなかなかご縁はありませんでした。
入店から20分した位で常連さんと思わしき60代男性入店。
お店の方は注文が入る前にお酒を準備しておりました。
そこから10分経過したくらいでその男性の連れの60代女性が合流。
阪神タイガースの野球帽を被り、常連客の隣りへ。
和やかな時間
野球中継のテレビをみながらのんびりとした雰囲気が流れていました。
私は父と、子供達の最近の生活ぶり等近況報告を話していました。
また、父の方も母や実家付近に住んでいる姉兄家族の様子などを話して下さいました。
時おり、阪神の選手がタイムリーヒットを打つなど拍手や歓声もありました。
トイレに立ち寄る常連客
60代女性の常連客がトイレに立ち寄ることで、私たち親子の和やかな雰囲気は一変します。
お酒も軽く呑んでいる常連客女性は壁伝いに私たち後方のトイレへやってきました。
トイレに入る前に何やらゴニョゴニョ話していたので、野球中継に対する独り言かと思っていました。
トイレを済ませて出てきた常連客、
さっきよりはもう少し聞こえる声ではっきりと独り言を発していました。
あーこれは私に向けて発している言葉だなとわかりました。
その場では確認しませんでしたが、おそらく父も察していたと思います。
つまみはさっき注文したばかりのものがでてきたので、ぱぱっと口に入れてお勘定をお願いしてそそくさと立ち呑みやを後にしました。
不味い酒に変わる
常連客のつぶやきにより、私たち親子はなんとなく空気が悪くなりお酒や料理の味もちょっと嫌ーな空気感により不味い味へと変わりました。
お店を出た後の父は、苦笑いしながらも、普段行かない店だとこんなもんか。
お店の中も綺麗だし、料理やお酒の種類等は高評価でした。
こういうお店は常連客あってなんぼだもんなーといった感じでしたら、
親だからこそ敬語
常連客の女性からのつぶやきから、親だからこそ敬語で話すことの大切さに気付かされました。
タメ口であることで親近感はありますが、周りからしたら、親子という関係性なんてわかりませんよね。
仕事や趣味の仲間かもしれませんし、年齢関係なく、若い人が上司や先生なんてこともあります。
でも、そういう方こそ、横柄な態度をとることなく、自分より年上=人生の先輩として、敬語を使われていたりします。
親と話す際、急に敬語を使ったらい
今更、父や母に対して改まって敬語を使うのも何やら仰々しかったり、気恥ずかしさもあります。
何より今までの話し方を変えることで親はどのように感じるかを考えてみました。
実際に子供達に急に敬語を使われたら、何やら不満を抱いているように感じてしまいます。
普段、友達と話ている言葉も急に丁寧語になるだけど、よそよそしさを感じてしまうものです。
それは、口語だけではなく文章でもそうかと思います。LINEなど簡単に話しているかの雰囲気になりますが、急に丁寧語になるだけで距離感がうまれてしまいます。いや、それは自分だけがそう感じているだけなのかもしれません。
丁寧語から始めてみる
親子だからタメ口はOKなんていう考えの甘さを痛感しました。
この世に産まれ、今でも元気に過ごせているのは、やはり親のお陰です。
こういった所から、普段使う言葉使いを綺麗にして心がけていきたいと思います。
最後に
敬語だから、子供だからよそよそしいかという問題ではなくて、
まずは家庭内で礼儀正しい言葉遣いを手本を示しつつ教える。
家の外でちゃんと日本語や敬語を話せるわけがありません。
親がちゃんとした言葉で話していれば子供もちゃんと真似してくれると信じて…
ふらっと入った立ち呑み屋さん。
常連客から言葉遣いと立ち振る舞い、物事の考え方について、教えて頂けました。
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