【徳島県×福島県】食べて・触れてGAPを知る『あんしんを食べよう!トクしまフクしま GAPフェア』
2月14日(水)からの5日間、東京都港区白金台にあるポップアップ型ショールームMuSuBuでは、GAP認証への取り組みを進める2つの県がコラボレーションした、徳島県∞福島県ポップアップショールーム『あんしんを食べよう!トクしまフクしま GAPフェア』を開催中。
両県のGAP認証農畜産物がコラボレーションするイベント限定メニューや、GAP認証の農畜産物をご購入いただけるマルシェなど、"あんしんして食を楽しめる"コンテンツをnoteでご紹介します!
GAP認証とは
徳島県と福島県は、「よい農業のやり方」を示したGAPの普及・拡大に向け、
徳島県では「とくしま畜産物」の認証拡大・質の向上により国内外で評価される畜産ブランドの確立を図り、全国で初めて「JGAP畜産」の認証を必須条件とした「とくしま三ツ星ビーフ」を輩出。
福島県はJA福島中央会とともに2017年に「ふくしま。GAPチャレンジ宣言」を行い、持続可能な農業生産体制の構築・拡大を推進するなど、さまざまな取り組みを進めています。
今回の徳島県∞福島県ポップアップショールーム『あんしんを食べよう!トクしまフクしま GAPフェア』では、徳島県の「とくしま三ツ星ビーフ」や、福島県で育てられたGAP認証の野菜を限定カフェメニューで楽しめます。
GAP認証農畜産物をたっぷりランチ&スイーツ
【素材の旨味を堪能!】徳島県産三ツ星ビーフステーキ&福島県産ごろっとGAP野菜セット
最高級A5ランクの徳島県産牛肉「とくしま三ツ星ビーフ」のステーキと、福島県の自然の恵みをたっぷりと味わえる温野菜を特製ソースと一緒に楽しめます!
ご飯やお味噌汁にも徳島県・福島県の食材を使用した、素材本来の甘みや旨みを堪能できるセットです。
MuSuBu 木村シェフ:
『とくしま三ツ星ビーフステーキ&福島県産GAP温野菜』には徳島県産 とくしま三ツ星ビーフ A4ランクのロース肉を使用しています。
大変美味しいお肉をアツアツの状態で召し上がっていただけるようスキレットでご提供します。
MuSuBu 木村シェフ:
ビーフステーキとともにスキレットで提供する温野菜には、GAP認証を取得した福島県産の人参、大根、キャベツ、椎茸を使用しています。
人参、大根、キャベツは水を加えずに調理し、野菜本来の水分だけで仕立てました。
椎茸は生のままスキレットで火入れをし、とくしま三ツ星ビーフを焼くときに出てきた美味しい脂の旨みを椎茸に移しています。
MuSuBu 木村シェフ:
特製ソースは柚子胡椒&すだちと、GAP野菜の彩りサルサソースの2種類ご用意しています。
GAP野菜の彩りサルサソースには、GAP認証を取得した福島県産のトマトをメインに、徳島県産の大葉を合わせました。
また、酸味と甘みがある南高梅を加えることによって、さっぱりとした和風のサルサソースになります。
柚子胡椒&すだちには、徳島県産のすだちを使用しています。
すだちの爽やかな香りだけでなく綺麗な緑色をお楽しみいただけるよう、珍しい緑色の柚子胡椒を合わせました。
爽やかでピリッと辛い柚子胡椒&すだちと、トマトの旨味たっぷりのさっぱりとしたサルサソースは、脂がたっぷりとのったとくしま三ツ星ビーフステーキと相性抜群です。
MuSuBu 木村シェフ:
『さつまいもご飯』には、GAP認証を取得した徳島県産の鳴門金時と、福島県立白河実業高等学校さんのコシヒカリを使用しています。
塩・酒・みりんと非常にシンプルな味付けで仕立てておりますので、素材本来の甘さや美味しさを存分にお楽しみいただけます。
MuSuBu 木村シェフ:
『わかめとレンコンのお味噌汁』には、鳴門わかめとGAP認証を取得した徳島県産のレンコンを使用しています。
また、味噌は福島県立相馬農業高校さんの相農手造りみそを使用しています。
田舎味噌というと塩気が強いイメージがあるかと思いますが、相農手造り味噌は塩気を抑えた、大変優しい仕上がりの味噌です。
田舎味噌特有の粒々した食感もお楽しみいただけます。
MuSuBu 木村シェフ:
大変美味しい和牛「とくしま三ツ星ビーフ」が90g入った食べ応えのあるセットです。
徳島・福島の美味しい野菜、お米、味噌をお楽しみいただけますので、ぜひお越しください!
【バレンタインにもおすすめ】鳴門金時×ホワイトチョコ 洋風どら焼き
徳島県産の鳴門金時とホワイトチョコレートを合わせ、洋風にアレンジしたどら焼きです。
さらに、もちもちの求肥とアーモンドのキャラメリゼも入っており食感も楽しい一品です。
ホワイトチョコのクリーミーな味わいと鳴門金時の自然な甘さをお楽しみいただけます。
バレンタインにもおすすめな味わいです!
さつまいも好きな方へのプレゼントにいかがでしょうか?
【週末限定】福島GAPいちご×ジャージーミルク
GAP認証を取得している福島県産のジャージー牛乳と福島県産いちごを使用したプリンを、2月16日(金)・17日(土)・18日(日)の週末限定で販売!
濃厚で、クリーミーなジャージーミルクの味わいと、甘くてほんのりと酸味のあるいちごソースとの相性が抜群です。
徳島県・福島県のGAP認証農畜産物を購入できるマルシェ
両県それぞれの地で育まれたGAP認証の農畜産物を手に取っていただけるマルシェ。
マルシェでは農畜産物の販売だけではなく、SDGsの取り組みにちなんだ、両県が誇る名産品の販売も!
GAP認証の農産物を使用したスープやジャムなどお子様から大人まで楽しめる名産品の数々をぜひご自宅でお楽しみください。
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木さんインタビュー
福島県農林水産部 環境保全農業課 主査 鈴木真由美さんにMuSuBuへご来店いただき、福島県が取り組むGAPや、今回のイベントについてお話を伺いしました。
《福島県でのGAPの取り組みについてお話ください》
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木さん:
福島県は東日本大震災の原発事故による風評被害の影響が非常に大きく、農産物の安全性をどういった形で証明していこうかと考え、GAP認証を推し進めています。
GAPは"良い農業のやり方"を示したものです。
安全への取り組みとして、例えば従業員の方が安全に作業ができるようにリスクを回避したり、農産物に異物が混入しないような対策をとるということも含まれます。
農業生産の工程を第三者が審査をして認証し、安全性を認めていただくことで風評にも対応できるものとして、GAPの認証取得を進めています。
以前、農家さんとお話しした際に、"認証をとっていることが自信になる”というお話がありました。
その方は幼稚園や保育園に農産物を納めている方で、「たとえ幼稚園や保育園の方がGAPを知らなくても、GAPという農業のやり方を守っていることが、安全安心な農産物を届けているという自信に繋がるので、GAP認証を取得してよかった」とおっしゃっていました。
このように、安全であることを証明するものとして、GAPが役に立っているのかなと思っています。
もう一つは、GAPの取組はSDGsに繋がっているところがたくさんあります。
例えば、家畜を心地良いところで育てましょうという"アニマルウェルフェア"という考え方や、温室効果ガスの排出削減、省エネルギーなどの項目も含まれています。
GAP認証を取得している農産物を買うことで、消費者の方もSDGsの達成に貢献できるので、ぜひGAPの商品を選んでいただきたいです。
《福島県の教育における、GAPの取り組みについてお話ください》
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木さん:
福島県では県内8つの高校と農業短大でGAP認証を取得しており、特に福島県立岩瀬農業高校はグローバルGAP認証数高校日本一、福島県立福島明成高校はJGAPの取得品目数高校日本一となっており、全国でもトップクラスの取組を実践しています。
このように次世代の方もGAPについて学び、経験してもらうことで、就農する際に活かしてもらう取組をしています。
高校生や短大生がGAPについて学ぶことで、自身が就農した際に良いやり方ができるというだけでなく、学生の考え方に大きな影響を与えていると思います。
私が農業短大で学生さんにインタビューした際に、ある学生は「卒業後は農業法人に勤めたい、ただしGAPをとっていないところには私は就職しません」とおっしゃっており、GAPを取得しているか否かで就職の選択肢も変わってくるということに驚きました。
また、もう一人の方は「果樹農家になりたいけれども自分はサラリーマンの息子なので果樹園を持っていません。GAPをとっている人のところで働いて事業を継いだり、GAPをとっていない人だったとしても、自身の経験・知識を活かしてGAPを取得し、作業の見える化や、マニュアル化をすることで次の世代につないでいきたい」という話をしていました。
このような話を伺い、GAPの作業の見える化やマニュアル化という部分が、事業継承にも役に立っていくものだと感じています。
もちろん消費者のみなさんにもGAPについて知っていただきたいと思っています。
より広くGAP認証品が流通すれば知っていただく機会も増えると思うのですが、今でもスーパーに行けばGAPのマークが貼られている農産物が販売されています。
特にカイワレ大根やトマト、きのこ類などはGAP認証のマークが貼られている商品が市場に多く出回っていますので、ぜひ見ていただきたいです。
《今回、徳島県とコラボしたイベントを開催した経緯や感想をお聞かせください》
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木さん:
両県と連携してきた八芳園が両県をつないでいただき、徳島県から県を越えてGAPをPRできないかというご相談があり、今回のイベントの開催の運びとなりました。
まさにMuSuBuで徳島県と福島県が結ばれたということです。
一つの県でGAPの理解促進、周知PRをやっていくことはもちろん必要なのですが、そこに仲間が増えると広がりが見えます。
今回、徳島県と福島県が、それぞれで頑張っているGAPについて、連携してPRするという初めての試みとなりますが、今後こういった取り組みが全国に広まっていくといいなと思っています。
《イベントのおすすめコンテンツをご紹介ください》
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木さん:
GAP認証の取得に取り組む福島県の高校生との交流を一番おすすめしたいです。
当日は高校生が自分たちの取り組み内容を紹介したり、自分たちで問題を作ったクイズ大会をします。
GAP認証農産物に触れ、理解も深めていただける機会になると思いますので、高校生が来場する2日間にお越しいただき、高校生とGAPの話や農業の話をしていただきたいです。
もちろんGAP認証農産物を集めたマルシェもやりますのでこちらもぜひお楽しみください!
もう一つのおすすめは今回徳島と福島のGAP認証品がコラボした限定カフェメニューです。
それぞれの農畜産物を楽しんでいただくことで、GAPを身近に感じていただきたいです。
また、料理には福島県の高校生が作った米と味噌、そして福島県の農家さんが手塩にかけて育てた野菜も入っておりますのでぜひ味わっていただきたいと思います。
《『あんしんを食べよう!トクしまフクしま GAPフェア』にお越しいただく方へメッセージをお願いいたします!》
福島県農林水産部 環境保全農業課 鈴木さん:
"GAP"と聞くだけではなかなかとっつきくいところもあると思いますが、GAPは農業のSDGsを支えるものでもありますし、GAPを選ぶことでエシカル消費にもつながっていきます。
知って・探して・買って・食べてGAPを応援していただき、GAP認証を取得している農家さんも応援していただきたいです。
今回のイベントでは知って・探して・買って・食べてがすべて叶いますのでぜひイベントへお越しいただきたいです。
そしてこれからもGAPに注目していただけますとありがたいです。
【角打ち】徳島県・福島県の日本酒を飲み比べ
角打ちコーナーでは、徳島県と福島県が誇る銘酒の飲み比べができます!
ともに銘酒が揃うことでも知られる両県の日本酒を思う存分ご堪能いただき、ぜひその違いをお楽しみください。
【ワークショップ】体験して徳島県・福島県の魅力を堪能
フクしまを楽しもう!いちごのチョコレートフォンデュを作ろう
震災を経て、「いちごから笑顔」を届けたいという想いがさらに強くなり、農園の規模の拡大・会社の設立へと取り組んだ福島県のいちご農家「松葉園」。
そんな「松葉園」が手掛けるキットを使用し、バレンタインデーにぴったりなチョコレートフォンデュ作りを体験いただけます。
トクしまを楽しもう!オリジナル木のスプーンを作ろう
梨の一大産地である徳島県松茂町。
今回のイベントでは松茂町の梨の木の間伐材を使用したオリジナルスプーン作りをお楽しみいただけます。
以前「MuSuBu」にて開催した松茂町のポップアップイベントにて、多くの方にご参加いただいた人気のワークショップ。
ぜひ木のぬくもりに触れながら、自分だけのスプーン作りをお楽しみください。
【金・土曜日限定】福島県の高校生と交流!高校生マルシェ&クイズ
2月16日(金)、17日(土)は、GAP認証の取得に取り組む福島県の高校生たちが「MuSuBu」に来場!
マルシェやクイズ、展示の紹介を通して、福島県の高校生との交流をお楽しみいただけます。
【想いに触れる】フクしまの高校生マルシェ
安全・安心で未来につながる農業を目指し実践している、福島県の高校生たちが育てた農作物が味わえる2日間限定のマルシェを開催。
高校生たちが丹精込めて育てた農作物の販売だけでなく、高校生がどのような取り組みを行い、どのような想いでGAP認証取得へ励んでいるのかを直接伺うことができます。
地元を想う高校生たちの想いや活動に触れながら、自然の恵みをたっぷり受けた農作物が並ぶマルシェをお楽しみください。
【楽しく学ぶ】GAP取り組み紹介&高校生クイズ!
GAP認証取得に取り組む高校生によるGAPの取り組み紹介&クイズ大会を開催!
GAPについて楽しく学ぶことができるだけでなく、なんと優勝者には賞品もご用意しています。
【展示】生産者の想いに触れる!GAP認証に対する徳島県と福島県の取り組みを紹介
店内では、徳島県と福島県のGAP認証への取り組みや、生産者・事業者をポスター展示や映像でご紹介。
両県が取り組む安心安全な食、持続可能な農業への取り組みをぜひご覧ください。
開催概要
次回のMuSuBuイベントは福島県田村市ポップアップショールームを2024年2月21日(水)より開催いたします。