慢性疼痛とおフェイス
あれ、病気になる前のように笑えなくなってる。
笑顔が前と全然違う。
最近元気になってきたせいか、よく鏡を見るようになってきた。
口角がね、これ以上あがらないんだよ。
そうだ、もう3年もこの激しい痛みに耐えてきたんだ。
いつも痛みを我慢している顔をしてたのだな。
それは1日1日、少しずつ変わっていって、自分の顔になったんだなと理解した。
最近とくに笑顔がすてきなひとがいることを知って、わたしもその笑顔に応えられるような顔つきになりたいと思った。
それでこれを書いている。
慢性疼痛は顔が変わってしまうだけじゃ無く、楽しいことを自分でセーブしてしまうセルフネグレクト状態になってしまうことがある。
近い将来に何があるかわからないし、痛くなったらこわいから。予期不安。
どんどん顔がひきつり、おびえてくる。
大きな音がするとビクッと過敏に反応してしまう。
次痛むのはいつか。たえられるか。
そんなことを考えながら考え方は負のループへ。
あっという間に黒い海に飲まれてしまう。
でも、いまのわたしの海はまぁまぁ澄んで来た。
まだ波の中なのだけど、大分きれいになってきた。
いま身体中やこころの中の痛みと闘ってる人みんな、何が回復のきっかけになるかわからないし、容姿に自信がなくなってしまうかもしれないけど、きっと1日1日少しずつ変化していくと思う。
3年痛みと闘って顔が変わったから、これから3年楽しいこといっぱいして顔を変えていくことができると思う。
でも、今の顔になったこともじぶんの成長。
こころから理解できることが増えた。
そして、病気になる前の自分が出会うはずがなかった人たちに出会えるかもしれないから。
笑顔が変わっていてショックでも、今の自分から始めればいいし変わらなくてもいい。
こころ自分を肯定できるのは自分だけ。
また、自分を満たすのも自分だけ。
自分の人生の責任者はわたし。
わたしはいまはそう思って生きてる。