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施設長候補が「施設長にはなりたくない!」と言い出した
マネジャーなんて、責任ばかり重くて、大変なことばかり。
本部からもスタッフからも、いろいろ言われて板挟み。
できることならマネジャーなんて降りたいよ。
SNSでは、今日もそこら中から泣き言が聞こえてきます。
まさかそれ、リアルな場では話していないですよね。
ましてや、自分の後輩たちに聞かせたりしていませんよね。
”まさか”が現実に起きていた
定期訪問している施設を訪れた際、施設長候補の表情が暗かったので、声をかけました。
彼は言いにくそうにしながらも、ポツリポツリと語り始めました。
「次のステップ(施設長)を目指すことについて、もともと自信があったわけではありませんが、最近はますます自信がなくなりました。今は施設長にはなりたくない、と思っています。」
おやおや、どうしたのでしょう。
さらに深く話を聴いていきます。
「今の施設長の話を聞いていると、施設長って本当につらく大変な仕事だなぁと、思うんです。
施設長からは、いつも、自分(施設長)がどれだけ苦しいか、どれだけつらいかという話を延々と聞かされています。二人で話していると7割は施設長の苦労話です。」
マネジャーは孤独だが・・・「孤独=つらい」ではないです!
前述の施設長は「相手が施設長候補ならば良いか」と心を許してグチをこぼしているのかもしれませんが、聞かされる方はたまったもんじゃありません。
施設長の辛さを毎日聞きながら、施設長を目指そうと思う人など現れるわけがありません。
施設長と施設長候補では立場が違います。
立場が違う人、特に自分よりも立場が低い人に対して、愚痴をはいてはいけない。と、ぼくは前職の先輩に教わりました。
「マネジャーは孤独」とよく言いますが、同じ立場の人が少ないという意味では、確かに孤独です。
マネジャーのミッションは「人を介して組織の目的・目標を達成すること」
いくら孤独だからといっても、自分の孤独を慰めるために、メンバーのやる気を削いだり、成長意欲を妨げたりする言動をして、チームの目的・目標の達成を遠ざけるのは、もってのほかです。
職場の外へ視野を広げれば、同じ法人で別事業所のマネジャーや、他法人で同じ立ち場の人はたくさんいます。
介護現場のマネジャーなんて、法人代表(社長)に比べたら、何十倍も存在します。
事業所の中では孤独かもしれませんが、事業所の外に向ければ、まったく孤独ではありません。
マネジャーという立場同士だからこそ、分かち合えることもたくさんあります。
マネジャーになったら、職場の外に交流を広げればよいのです。
職場の外の人との交流が増えると、視野も人脈も広がり、楽しみが増えます。
ぼくのX(https://x.com/happily_e_a_100)には、介護現場のマネジャーがたくさんフォローしてくれています。彼らは弱音を吐くこともありますが、基本的に今の職場をもっとよくしたい。お客さまに喜んでもらいたいと考えて日々奮闘している人ばかりです。
そういうところで仲間を見つけるのもひとつの方法です。
マネジャーには、仲間がたくさんいるし、楽しいから!
めでたしめでたし
立崎直樹
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