『No.2理論』
No.2を目指そう
と、最終章の最終項で目覚めた。
今回読んだ本は『No.2理論:最も大切な成功法則』(西田文郎 著)
読書のきっかけ
忘れたけど、何かのオススメだった気がする。
何について書いてある本?
優秀なNo.2が組織を成長させ、未来をつくる。
No.1とNo.2.では役割も求められる能力も全く違う。
ハイライト
僕がナンバー2を目指してみようと思ったのはこの部分。
1〜5章までは、ナンバー2の必要性、ナンバー2の役割と心得、ナンバー2の適正などについて書かれている。
正直、読みながら「自分はナンバー2タイプではない」と感じていた。
しかし6章に入り、上の文章を読んだ時、「そうか!超優秀なナンバー2に出会うのを待つより、まずは自分が優秀なナンバー2になることを目指し、地力をつけたほうがいい」と、不意に平手打ちを喰らったような衝撃を受けた。
ナンバー2にとって重要な素養として「自己犠牲力」という言葉が何度も登場する。
意味はわかる。ただ、“犠牲”という言葉について引っかかりを覚えた。
犠牲は、自分をおし殺して誰かのために尽くすという意味から、「自分を粗末に扱う」「自分なんてどうでもいい」という印象を感覚的に持ったからだ。
この世に生まれてきた人間で、どうでもいい人間なんていないはずだ。自分を粗末に扱う生き方が、しあわせなわけがないと僕は考える。
本書では、ホンダの創業者本田宗一郎にとってのナンバー2藤沢武夫が何度も登場する。
彼はきっと自分を粗末に扱ったり、不要な人間だとは思っていなかったはずだ。むしろ自分を大切に思うからこそ、「ナンバー2としての生き方」を自ら選んだのではないか。
自分で自分を大切にできる人間だからこそ、自己犠牲を厭わず、他者に尽くすことができるのだ。ナンバー2にはそれだけ自立した人間性も求められるということだろう。
この本をどう活かす?
自分がナンバー2を目指すという視点で、もう一度本をめくり返したた。
第5章に出てくる「ナンバー2実績考課表」は、優秀なナンバー2であるための姿勢がしっかり網羅されており、大変役立つツールだ。
ここだけでも時折見返して、自分のナンバー2としてのあり方を見直したい。
こういう人におすすめ
組織で活動するすべての人に薦めたい。
今の組織ではナンバー1の人も、ナンバー2の重要性に気がつける。
それにナンバー1の人だって、もっと大きな単位でみたらナンバー2の役割を求められる。
また、新入社員であっても、ナンバー2的な働き方を身につけることは、社会人として成長につながる。
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めでたしめでたし
立崎直樹