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笑顔が続く選択
先週、仕事が一段落したタイミングで、同僚のマイが話しかけてきた。
マイは、とても気が付く、子育て中のママ。いつも頑張りやさんのマイは、どこか、昔の私に似ている。
20ほど、年下だが、尊敬してしまう仕事ぶり。
私にとって、マイは娘のような存在。
話の内容は、来週から、自宅にリフォーム業者が入るのだけれど、休憩時にお茶を出した方が良いのか。出すとしたら、そのタイミングはどうすると良いのか。
迷っていて、どうしようというものだった。
一般的にはどうなのかを調べたり、家族にも相談したけれど、どれも、モヤモヤして決められないと言ってきた。
一週間が過ぎて、明日から業者が入るのだけれど、まだ迷っている、とのこと。
あれこれと、私なりの考えを話してみた。が、なんだか、モヤモヤするらしい。
彼女のモヤモヤの原因は何だろう。
おそらく、こうしたら良いんじゃない?のアドバイスが欲しい訳ではない。
マイは、どうしたいの?
どうしたら、マイ自身が、気持ち良く、業者さんと向き合えると思うのかな、と聞いてみた。
私は、その思いを聞きながら、彼女を受け入れた。
そして、マイ自身が出した答えを、それはとても良いね、と一緒に喜ぶことが出来た。
マイは、時々、日常の中で、自分自身を責めてしまうと話してくれた。
私は、彼女に、今回は、良く考え、時間をかけ、答えを出せたこと。
自分自身を、頑張ったねと認めて、褒めるようにしてあげて欲しい。
未来は、いつも、笑っていられるといいね、と話した。
マイは、スッキリしたと言って、笑った。
マイが、笑顔で家に帰れば、子供達も夫も、笑顔になれる。家族が笑顔なら、マイが自分を責めることは、少なくなると思う。
そして何より、私も笑顔でいられる。
未来に出来ること。
いつも笑って生きる。
明日の笑顔に繋がる選択をする。
周りの人々が、笑顔で居られる。
そんな空間を築ける人でいたい。
笑顔の選択は、水の波紋のように、優しく広がり、未来へ続いていくと嬉しいな。