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ずっと戦っている 週末日記 3月7日〜3月13日

3月7日(月)

 Kindle Unlimitedで『死役所』を7巻まで読めた。各話の死人の末路、死役所で働く人たちの過去で読ませる作品だった。シ村さんの謎が少しずつ明かされていく展開で、続きを読んでしまう。このあとどう膨らんでいくか気になるが、20巻まではいけず。もう少しシ村さんのこと知ってたら読んだかもしれない。

 

3月8日(火)

 国際女性デーらしい。『だから私はメイクする』を読む。化粧もの、ファッションもののSF書いてみたい。けれど、ファッションに詳しくない。自分のみなりを整えることに興味を失って、仕事と読書にしか関心がなかったときは、セルフネグレクト気味だった。そうなってくると、気分は滅入るし、よくないことが重なっていく。だから、元気なときに化粧をするんじゃなくて、元気がないときこそ化粧したりいい服を着ておしゃれしたりするんだ。本当に元気がないとき、化粧も服も選べなくなったときが一番危ないのだ。

 


 朱野さんのnoteが好き。ファッションについての、常識を初めて知る。だからみんな、定価で新作を買うのか。思い切って春物の服を買う。季節に合わせて着るものを変えると、気分も変わっていい。体に身につけるものを変えること、とりいれること、そういうのってSFで描けそうだけれど。

 noteの本題、読書初心者への入り口ってたしかに何があるだろう? 何を読んだらいいかわからなかったとき、桜庭一樹の読書日記に出会った。それ案内にして読みたい本を選んだ。ほかにも王様のブランチの読書コーナーはかならず見てたし、ダヴィンチを買ってたときもあった。色々読んで、自分の好みがわかってきたのも最近のこと。基本情報を発信する媒体を自分でやるとしたら、なんだろう? 神保町の歩き方、読書会のススメ、読書SNSかなあ。


3月9日(水)

 締めの時期なのに、仕事でハプニングが続いて精神的に辛い。近所の韓国チキンをテイクアウトする。美味しいものを食べて元気を出すのだ。辛いことばっかり考えてもしょうがない。100分de名著、E・A・ポー特集がめちゃくちゃ面白い。ミステリ、ホラー、SFとさまざまなジャンルの先駆け。ラドクリフ、キング、大岡昇平、バラード、聞いたことがある作家がぞろぞろと。まだまだ読んだことがない本がいっぱいで嬉しい。『ピム』は新訳が出ているそうだから読みたい。

 それこそ100分de名著は、初心者入門に最適な媒体だ。ムック本も必ず買ってる。NHKラジオ文学の世界も、前までムック本があったけどなくなってしまって残念だ。久しぶりに調べてみたら町田康さんの文学史がテーマって斬新すぎる。アーカイブ聞くぞ。


3月10日(木)

 『私、定時で帰ります』を一気読み。ジャンルに特化したお仕事小説、というよりも、労働あるある小説。主人公はweb系のエンジニアだけれど、その仕事を描くのではなくて、労働そのものをテーマに据えていて、業界を知らなくても共感でき、面白かった。仕事の具体性を削ぎ落としているのもあえてだろう。

 表紙がかわいいから、おしゃれな感じを想像したけれど、三十代にもなれば落ち着くか昭和と平成、労働観のバチバチがあっても、主人公は定時にビールを飲んでおじさんたちとワイワイしている。新しいところと親しみやすいところをしっかり合わせていて読みやすい。

 企業戦士、インパール戦争。戦争はずっと続いていると、あの本を紹介してたのは、牧村さんのラジオだった。

 ずっと、日常の中に戦争があって、今もう戦えないところまできてるんじゃないか。



3月11日(金)

  ピザを食べる。トマトベースにしらすがのった、チチニエリがお気に入り。しらすのしょっぱさがうまいのだ。『私、定時で帰ります』の続編を読む。管理職目線で仕事場を見ることがないから、新鮮に感じる。晃太郎との関係はどうなるのか。進展がありそうでこの辺は読んでて楽しい。転職組の描写は読んでて痛い。管理職からこう見られているのか?って考える。


3月12日(土)

 仕事に疲れて「ハンニバル」を見る。「キャリー」の母親役がクラリス、レクター博士のやりとりで、どっちも緊迫した演技で気が抜けなくて、終わったあとはドキドキしすぎてこたつから出られなかった。ドラマ版の「ハンニバル」も見返したくなる。怖いけれど、美しくもある。首吊りの講義、ラストシーンは禍々しいけど綺麗なのだ。汚くない。まさに狂気のなせる技。


3月13日(日)

 韓国チキンのサラダボウルを食べる。ナンプラーとパクチーがしっかり効いてて美味しいし、雑穀の香ばしさとコリコリした食感で飽きがない。自分で作るとなると難しそう。パレオを目指すならここまでいかなきゃだろうか。

 『戦争は女の顔をしていない』を読み上げで聞く。今、起きていることを思うと、むなしくなってしまう。どうなってしまうのかわからないけれど、無関心ではいたくない。100分de名著も聞いたし、ムックも読んだし、漫画も読んでだけれど、原作を読むのは初めて。じっくり読みたい。


雑感

 自分が書きたいことはガシガシ書いていこう。週末日記まとめるの億劫になるけど、書くと発見もあって、やっぱり書く。文学の世界はアーカイブが3月17日まで生きているから聞くぞ。

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葉々(yoyo)
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