#39 社員が自ら動くようになる!?【ヨイだし】とは?
「なんで、こんなミスをしたんだ!」
「〇〇が、できていないじゃないか!」
「もっと、ここ、こうしなきゃだめじゃない」
など、いわゆる【ダメ出し】
できる上司は、ついイラっとして、【ダメ出し】したくなりますよね。
ひょっとして〔教育〕のつもりで、言っていることもあるかもしれませんが、これ、とぉ~~~~っても危険です!
◆ダメ出しすると嘘つきが育つ!?
想像してください。
ダメ出しされた方は、どんな気持ちになると思いますか?
ダメ出しされて
「これからもっと、上司のためにも会社のためにもがんばろう!」
ってなりますか?
恐らくイラっとするか、落ち込むか…ネガティブな状態になってしまいます。
そして、
「今度ミスをしたら、また同じことが起こる…いや…もっとひどく怒られるかも…」
なんて気持ちになりませんか?
そしたら、今度ミスをしたら、上司に報告するでしょうか?
恐らく、隠す…でしょうね。
ごまかしたり、誰かのせいにしたり…
ようするに、噓をつく…ようになります。
◆社員に成長してもらいたいなら【ヨイだし】
私たちはどうしても、出来ていることよりも、出来ていないことに目がいきがちです。
ゴミが落ちていない道路は当たり前で、ゴミが落ちていると気になる…
毎朝定時に出勤してくることは当たり前で、遅刻をすると「なんだあいつはいつも遅刻して…」となる…
言われたことをやるのは当たり前で、「なんでもっと自分からアイデアを提案しないんだ」と、できていないことに目がいく…
このように、出来ていないことに目を向けてばかりいて、ダメ出しをしていても、社員は育ちません。
社員をつぶし、嘘つきがまん延する会社にしたいならば、ダメ出しは有効ですが(;^_^A、もしも…
社員が成長し
自分たちで考え動き
青果を出してしまうチーム
にしたいならば、ダメ出しではなく【ヨイだし】をしてほしいのです。
◆当たり前のことなんてない
先ほどのように「定時に出勤すること」「言われた仕事をやること」は、本当に当たり前のことなのでしょうか?
毎日、東から太陽が昇ること
蛇口をひねれば水が出ること
スマホがあれば、いつでもつながれること
これって全部当たり前のことでしょうか?
私たちの周りには、感謝しかないことがあふれているにも関わらず、「いつものこと」になると「当たり前」と勘違いしてしまいます。
指示ゼロ経営のリーダーの仕事は「場づくり」です。
そのためには、当たり前だと思っている日々の出来事を当たり前ではなく、感謝すべきことだと再確認し、その対象に「感謝」をすることをお勧めします。
「人は注目したところが増える」
と言います。
ダメなところに注目していると、ダメなところが増えます。
ヨイところに注目していると、ヨイところが増えます。
あなたは、ダメ出し、ヨイ出し、どちらを増やしますか?
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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