#49 「指示待ち人材」が「指示ゼロ人財」になる場づくり/その2【尊重】
前回、「指示待ち人材」が「指示ゼロ人財」になる場づくり/その1【信頼】を投稿しましたがご覧いただけましたでしょうか。
今回は、その2【尊重】です。
私たちは、「上司」「部下」のように、言葉の中にすでに「上下」が入ってしまっているので、どうしても「タテの関係」になりがちです。
組織を管理する中では、ある程度、そういった仕組みが必要な場合もありますが、ただ、人…人間関係で見た場合、人と人との関係性は「ヨコの関係」が望ましいと思います。
「上からモノを言う」
なんて言葉もありますが、言われて嬉しい人、喜ぶ人、モチベーションが上がってやる気が出る人…なんて、居ませんよね。
しかも、この「上からモノを言う」ときに、言葉にせずとも「お前はできないやつ」という前提が入っていたらどうでしょうか?
「できないやつ」だから、指示命令で「あれやれ、これやれ」と言わなければ動かないと思っているのかもしれませんね。
しかしこのように「タテの関係」で、部下を見ていると、自分たちで考え動くチームはつくれません。
私はブログの中で、分かりやすく伝えるために「部下」という言葉をつかいますが、自社内では使ったことはありません。
私は従業員も使いません。
従業員は「社員」や「スタッフ」、そして、部下は「チームメンバー」と言っています。
私自身も「社長」と呼ばれることはなく「かおりさん」と呼んでもらっています。
肩書で呼び合うと、どうしても「上下」の関係を想像させてしまいます。
この「上下」があると、「相互尊敬」や「相互尊重」が難しくなります。
「なんで、部下のことを尊敬しなくちゃいけないんだ?」
となるわけです。
しかし、仕事ができるできない、立場が上であるかどうか、年齢が上かどうか…という関係性ではなく、「人は皆、人として平等である」という考えであると「例え生まれたての赤ちゃんでも、尊敬、尊重に値する」となるわけです。
あなたが、上司や仲間から「尊敬、尊重」すべき対象として扱われていたらどうでしょうか?
「あなたは、この世で唯一無二の存在です。あなたの存在そのものを尊重します」
こんな立ち位置で、社内全員が関係性を持ったら、どんな組織になるでしょうか?
「尊敬」…というと、ちょっとイメージしにくいと思うので「尊重」という言葉にしてみたらいかがでしょうか?
チームメンバーがお互いを尊重し合う
そして、それは(ある意味)上にいる立場の人間から、「より早く」「より多く」が鉄則です。
指示ゼロ人財が増え、自分たちで考え動き成果を出す…そのために、あなたから「より早く」「より多く」、チームメンバーを尊重し、また互いに尊重できる場づくりを進めて下さい♪
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪
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