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#76 社員が「自分の給与を決める」ために必要なこと
指示ゼロ経営プロデューサーのかおりんです。
「指示待ち社員が多くて、人がなかなか育たない…」そんな悩みを抱えた中小企業の経営者さまのために「自分たちで考え動き成果を出してしまうチームによる経営」のヒントをお伝えしています。ほぼ毎日更新中(今の所)なので、フォローでお見逃しなきようご覧ください。
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現在15期目に突入しております当社(化粧品メーカー/美容室2店舗経営)では、「給与・賞与」を自分たちで決めています。
指示ゼロ経営の目指すところがここ…というわけではありませんが、本当に会社の経営を「自分事」にしてもらい、モチベーション高く働き、成果を出すためには、ここまでできると、とても楽に目標が達成できます。
とはいえ、「はい、今度から自分たちで給与も賞与も決めてね」と言われても、おそらく社内では混乱が起こり、おそらくモチベーションは逆にダダ下がりになると思います。
ではどうするか?
そのヒントは情報共有です。
指示ゼロ界隈では「見える化」といういい方もしますが、とにかく自分たちで動いてしまうチームになるためには「見える化」は胆となりますので、覚えておいていただきたいです。
では、給与や賞与…あるいは、目標を自分たちで決める場合、何を見える化するかというと「決算書」あるいは「試算表」です。
会社全体を鳥の目で見て、今後数年のビジョンや計画を立てるためには、「B/S」つまり「貸借対照表」を見える化しないといけません。
ただ、今月や今期の目標を設定する程度であれば「P/L」つまり「損益計算書」を見ることができればOKでしょう。
とはいえ、損益計算書をオープンにする…見える化さえすればいいのか?というともちろん違います。
見える化を前提として「損益計算書」を読み解く程度までは学ぶことが必要です。
たまに
「うちは、全部見えるようにしているよ」
という方がいますが
「では、そこから戦略を立てられる社員はどれくらいますか?」
と問うと、Yesと答えられる人はほぼゼロです。
とってももったいないな~と思います。
しかし、ここで、「じゃあ決算書の勉強だ!」と言っても、社員は「勘弁してくださいよ~」となります。
自分の業務だけで忙しいのに、新たに勉強しろとか言われても、マジなえます…。
ですので、まず一番最初にやるべきことは、場づくりなんですね。
自分たちで「いい会社にしたい!」と思える場をつくることが大事です。
「いい会社にしたい!」と思うからこそ、「じゃあどうやったらいい会社になるの?」となるのです。
「いい会社」は、利益が出る会社
「いい会社」は、給与がいい会社
「いい会社」は、賞与が努力に見合った額が出る会社
「いい会社」は、自分たちが気持ちよく働ける会社
このように「いい会社」の定義をしたら、
「じゃあ、どうしたら利益が出るだろうか?」
「どうしたら給与が上がるだろうか?」
「どうしたら賞与がたくさんもらえるだろうか?」
「どうしたら気持ちよく働けるだろうか?」
を、みんなで考えてもらうんです。
そうすると、「数字が分からないと、どうやって利益が出て、給与が上がったり賞与がもらえたりするか分からないよね…」という疑問が出てきたところで「じゃあ、決算書…会社の数字の勉強をしてみようか?」と言えば、笑顔で「YES!」と答える訳です。
こんな会社が1社でも増えて、笑顔で自分と仲間、会社のために働く人が増えることを祈っています。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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