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#57 「コントロール」を手放すには、自分の望みを明らかにすること

私が中学生のころ「管理教育」が横行しました。

管理教育とは、学校或いは教員が児童・生徒の在り方を一方的に決定し、これに従わせる方式の教育方法・方針である。主に命令下による集団行動の徹底に重きを置く。

具体的には、ジャージのズボンのすそをロールアップするのが流行っていたのですが、まずは、「ロールアップ禁止」となり、その後、ゴムは切ってしまったり、後ろ(足首)に引っ掛ける程度にしていたものを「ゴムは足の裏に引っ掛ける」という規則ができました。

さらに、「体操服を出してはいけない」=「体操服はジャージにインしろ」と…それがエスカレートすると、「ジャージのズボンのゴムが見えるようにインしろ」となっていったのです…。

もう、バカバカしくて、本当に真剣にマジで嫌でした。

現在でも、このような教育方法は、ゼロではないようですが、あまりひどいとやり玉に挙げられる世の中になってきたことはいいことだと思います。


さて、なぜこんなことが起こったか?

私たちが中学生になる少し前、学校はとても荒れていたそうです。そこでは、先生の存在は薄かった…。

恐らく、何を言っても言うことを聞かず、トラブルがあっても先生は止められず、警察沙汰になる…。

そんな時代だったようです(私は体験していませんが…)。

そんなことから「管理を徹底して、生徒たちが道から外れないようにするんだ!」という管理教育が横行してしまったようです。


私の学校では、校長先生がいの一番にはじめ、他の先生も追随していきました。

今思うと管理教育に疑問を持っていた先生もいたと思いますが、校長先生に逆らえなかったようで、学校全体が「規則を守る」ことを最重要事項としていたような気がします。


当時の校長の名前は今でも覚えています(笑)。かなり長い間G校長を恨んでいました(笑)。

しかし、

「G校長は、なぜそんなことをしたのか?」

とG校長の立場になって考えてみると

「校長としての実績を挙げたい」
「生徒や先生になめられたくない」

そんな気持ちだったのではないかと推測されます。
(分かりませんが…)

その思いをどう実現するか…と考えた時に、「管理教育」を知り、自校に取り入れたわけですね。

タイミングよかったね…G校長…


現在、管理教育やこういった締め付けのブラック企業は減っているとはいえ、潜在的にこんな思いを持ったリーダーさんは、まだまだ健在なのではないでしょうか?

「社長としての実績を挙げたい」
「社員や幹部になめられたくない」

こんな思いのリーダーがやってしまうことは「コントロール」です。

いい方を変えると「支配」と言っても過言ではないと思います。


コントロールを手放すには、まず、自分の本当の願いを明らかにすることが結構近道です。

あなたの望みは

「社長としての実績を挙げたい」
「社員や幹部になめられたくない」

なのでしょうか?

それよりも

「いい会社にしたい」
「社員が幸せになって欲しい」

という根っこの願いがあるのではないでしょうか?


今読んでいる方が、経営者やリーダーさんは胸に手を当てて、本当の望みを見つけて下さい。

もし、あなたがコントロール欲のあるリーダーさんを上司にお持ちの場合は、リーダーさんも本当はいい会社にしたいという望みがあり、そのために「実績をあげたい」「なめられたくない」という思いから、コントロールや支配をしているのだな…と理解をしてあげてください。

自分に対しても、相手に対しても

「そうか…リーダーって大変だよね…本当によくやってるよね…ご苦労様…」

と心の中でねぎらってあげてください。


私は毎日リマインダーで
「今日も一日がんばったね♪おつかれちゃん♪」
という文字をみてから眠りにつきます(笑)。
結構、「そうだね…あなただけは分かってくれるのね…」みたいに、ほっとしますよ(笑)。


本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます♪


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