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#93 人は期待された通りの人になる
指示ゼロ経営プロデューサーのかおりんです。
「指示待ち社員が多くて、人がなかなか育たない…」そんな悩みを抱えた中小企業の経営者さまのために「自分たちで考え動き成果を出してしまうチームによる経営」のヒントをお伝えしています。ほぼ毎日更新中(今の所)なので、フォローでお見逃しなきようご覧ください。
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人は期待された通りの人になる
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
または「ピグマリオン効果」はいかがでしょう。
ピグマリオン効果とは「人間は期待された通りに成果を出す傾向がある」というもので、1960年代にある大学で行われた実験結果より導き出されたものです。
1964年春、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。報告論文の主張では成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと。さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと主張されている。
みなさんは、部下や周りの人のことを、どのような眼差しで見ているでしょうか?
「落ち着きがないから、いつもミスをする…」
「意見を言えと言っても、なかなか口を開かない…」
など、ある種ネガティブな決めつけをしていませんか?
実際に、そういった傾向はあるかもしれませんが、決めつけの眼差しで見ていると、その人がある日突然、人が変わったように成長することはありません。
そこで、このピグマリオン効果を使うのです。
とはいえ、
「落ち着きがない」
「意見が言えない」
というネガティブな側面を
「落ち着いてるね」
「意見言えてるね」
と言えばいいかというと、ちょっとそれは無理がありそう…ですよね。
ではどうするか?
ここでおすすめなのが「リフレーミング」です。
リフレーミングとは、物事を今見ている状態とは別の枠組み(フレーム)で見るという事です。
枠を変えて見直すってことです。
「言い換え」と言ってもいいかもしれません。
「落ち着きがない」を言い換えると「元気がいいね」「すぐ動けるね」と言えるかもしれません。
「意見が言えない」は、「思慮深い」や「周りの意見をしっかり聴く」と言い換えることができるかもしれません。
まずは、このように、相手のことを「ネガティブな面」でみていたものを、「ポジティブ」に言い換える…見方を変えてみるのです。
そうすると、今まで部下のことをネガティブに見ていて、ひょっとしたらイラっとしていたかもしれませんが、それが「個性」「強み」に見えてきます。
そして、そこを伸ばしていくと、チームや会社にとって、どんないいことがあるか…をイメージして、その人に対して期待をし、声かけをしていきます。
そうすることにより、部下にも自信が湧いてきて、チームや会社に貢献できていると感じ、パフォーマンスが上がることになります。
勿論、一朝一夕ではいきませんが、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに「リフレーミング辞典」と、ネットで検索すると【言い換えの一覧】が出てきますので、自分で変換ができない方は、ぜひ参考にしてみてください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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