#93 人は期待された通りの人になる
人は期待された通りの人になる
こんな言葉を聞いたことはないでしょうか?
または「ピグマリオン効果」はいかがでしょう。
ピグマリオン効果とは「人間は期待された通りに成果を出す傾向がある」というもので、1960年代にある大学で行われた実験結果より導き出されたものです。
みなさんは、部下や周りの人のことを、どのような眼差しで見ているでしょうか?
「落ち着きがないから、いつもミスをする…」
「意見を言えと言っても、なかなか口を開かない…」
など、ある種ネガティブな決めつけをしていませんか?
実際に、そういった傾向はあるかもしれませんが、決めつけの眼差しで見ていると、その人がある日突然、人が変わったように成長することはありません。
そこで、このピグマリオン効果を使うのです。
とはいえ、
「落ち着きがない」
「意見が言えない」
というネガティブな側面を
「落ち着いてるね」
「意見言えてるね」
と言えばいいかというと、ちょっとそれは無理がありそう…ですよね。
ではどうするか?
ここでおすすめなのが「リフレーミング」です。
リフレーミングとは、物事を今見ている状態とは別の枠組み(フレーム)で見るという事です。
枠を変えて見直すってことです。
「言い換え」と言ってもいいかもしれません。
「落ち着きがない」を言い換えると「元気がいいね」「すぐ動けるね」と言えるかもしれません。
「意見が言えない」は、「思慮深い」や「周りの意見をしっかり聴く」と言い換えることができるかもしれません。
まずは、このように、相手のことを「ネガティブな面」でみていたものを、「ポジティブ」に言い換える…見方を変えてみるのです。
そうすると、今まで部下のことをネガティブに見ていて、ひょっとしたらイラっとしていたかもしれませんが、それが「個性」「強み」に見えてきます。
そして、そこを伸ばしていくと、チームや会社にとって、どんないいことがあるか…をイメージして、その人に対して期待をし、声かけをしていきます。
そうすることにより、部下にも自信が湧いてきて、チームや会社に貢献できていると感じ、パフォーマンスが上がることになります。
勿論、一朝一夕ではいきませんが、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに「リフレーミング辞典」と、ネットで検索すると【言い換えの一覧】が出てきますので、自分で変換ができない方は、ぜひ参考にしてみてください。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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