どんな時でも衣食住を整えてみる
今まで読んできた数々の漫画の中で、むっちゃ好きな漫画「7SEEDS(田村由美先生)」。
巨大な隕石が地球に衝突して、人類や地球上の全ての生物が壊滅状態になるという最悪の事態を事前に予測していた政府が、『7SEEDS』計画という対策を考える。
春、夏のA、夏のB、秋、冬のチームに分けられた選ばれし若者が、未来に残され命を途絶えさせないよう、近未来で冒険していく物語。
ざっくりお伝えすると、こんなお話なんですね。
生死に向き合いながら、懸命に生きる若者達が発する数々の言葉に、心を打たれる場面がたっくさん。田村由美先生、この漫画を描いてくれてありがとうございます。笑
物語に出てくる、おっとりした穏やかな「ちさちゃん」が言う、この言葉。
『父がね、よく言ってたの。どんな時でも衣食住をちゃんと出来る人間が、一番強いって』
「はい、ちさちゃん。」って素直にうなづきました。
当時のわたしにはすごく刺さる言葉で、以降ちさちゃんに習って、これをすごく大切にしています。
担任が願書出し忘れて志望高の受験ができなくなって、校長・教頭・学年主任・担任に土下座されたときとか、
「お前って本当に最低な人間だな」と社長に罵倒され、「給料分働いてから辞めろよ」と社長Jr.罵倒されたときとか、
・・・・
とかとか。(省略)
思えばそのあとは、ちゃんと寝てなかったし、食べられてなかったし、生活の基盤がふにゃふにゃで、生きることをおざなりにしてた感じ。
立ち直りに時間がかかったし、当時を振り返ると、きっと鬱だったのだろう。
だけど、婚約破棄されて絶望の淵に立たされたとき、ふとした時は絶望の感情が溢れてくる日々だったけれども、
その言葉がよみがえり、それでもごはんをしっかり食べ、外にも出かけ、決まった時間らへんに寝る、そんな生活をしていたら、幸運がたくさん舞い込んできた。
やっぱり神様という存在はいるのかもなと思えて、なんか希望が見えたし、お蔭様で傷が癒えるのも割と早かった。「辛い時こそ衣食住をしっかり整える」って、すんごく大切なんだなって学ばせてもらえた。
だから何が言いたいかと言いますと、まあ一度騙されてみたと思って「辛いときこそ、衣食住を整える」をやってみてもらえたらいいのではないでしょうかっていうお話でした。