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どん底から再起するために必要なこと

こんにちは、はぴです。
今回は、私がどん底からどのように再起したのか、そこで得たもの
についてお話ししたいと思います。

それなりに順調だった学生時代

 私は頭が良くなかったし、どちらかというと不器用な方だったけれど、生真面目な性格のおかげで学生時代は学校の成績も、部活も、それなりの評価を得ていました。
自分としては、何をしても「人並み以下」だから「人並み以上に努力しないと」と感じており、何事にも必死に取り組んでいました。その努力が成果に結びつくことも多々あったのですが、本当は不出来な方なのに、周りから必要以上に高い評価を受けることには、負担を感じていました。それでも、努力してそれなりの結果を得て、評価してもらえることは、けっして悪い気分はしなかったのです。

 そんなこんなで大学までは失敗や挫折をろくに経験せず、傍からは順風満帆な人生に見えていたと思います。

まさか自分が・・・新卒入社後1年で離職した話

 新卒後に入社した会社は、結婚指輪をオーダーメイドで製造・販売する会社でした。
私はコンシェルジュとしてお客様の要望を聴きながらデザインを考える接客業をしていました。
「人の幸せ」に携わる仕事がしたいと思い就いた仕事でしたが、所詮はビジネス。会社の方針と自分の価値観にズレが生じ、ジレンマを抱えながら働く日々はとても苦しかったです。かといって自分の信念を押し通してまでこの仕事を続けられるほどの忍耐力もありませんでした。

 それならいっそ転職を考えればよいのですが、新卒入社後1年もたたず離職するなんて周りにどう思われるか、転職活動でも不利となるに違いないと信じ込み、離職する決心はつきませんでした。
 それに加え、変なプライドもありました。これまで大きな失敗や挫折を味わうことなくここまできてしまったので、窮地に立たされた時の対処法が分からなかったのです。

窮地に立たされたことが自分と向き合うきっかけとなった

 失敗しないように、敷かれたレールから外れないように。。。私は学生時代から常にそれを意識して生きてきました。
そして私は、自ら離職を余儀なくされる状況に自分を追い込んだのです。自分で現状を打破する術を知らず、その強さもなかったので、自分を守るために摂食障害になったのだと、今ではそう思っています。

 こんなふうに改めて文章にすると、苦難と向き合わなかった自分を情けなく感じもしますが、このような経験をしたからこそ、本当の自分に出会えたのだと、今では前向きに捉えています。

 私は摂食障害になったからこそ、本気で自分と向き合うことができたのです
世間体や他人の目など関係なしに、「自分が本当にやりたいこと」を本気で考えるきっかけとなりました。
一度失敗したり、敷かれたレールから外れてしまえば、失くすものは少なくなります。(勿論不安はありますが、、)
だからこそ、固定概念にとらわれずに先のことを考えられるようになり、挑戦する気持ちも湧いてきたのです。

 そして私は、徹底的に自分と向き合った結果、福祉や心理を学び、自分のこの経験を活かした仕事に就くという目標に辿り着いたのです。そうして私は精神保健福祉士の資格を目指すべく、専門学校に入学し、福祉の世界に飛び込みました。

 これまでにお伝えしたように、私は社会人1年目にしてどん底に落ちてしまいました。詳細は長くなるので書きませんでしたが、摂食障害になってから社会復帰するまでには、数々の苦難がありました。不安や焦りも大きかったです。しかし、ここから学んだことは、
失敗や挫折こそ、大きな転機となるということです。

ピンチをチャンスに変えるために必要なこと


 そうは言っても、苦境の中で前向きになるのは難しいことだと思います。では、ピンチをチャンスに変えるにはどうしたらよいのか?
それは、「繋がる」ことです。
頼れる人がいればその人たちに相談することは勿論、社会資源や制度と繋がることが大事です。
どん底の中、自分一人で問題を解決することは難しいものです。周囲の人や社会資源と繋がることで様々な情報が得られます。何か使える制度があるかも知れません。
実際に私も医療機関、仕事に関する相談機関、社会人サークル、専門学校、民間のカウンセラー講座、各種制度など、多くの人、機関、制度と繋がり、時に助けられ、元気づけられ、ようやくここまで来ることができました。

相談先がわからない人へ

 どこに相談すればよいか分からない、という方は、お住まいの自治体の「自立相談支援機関」に相談してみてください。ここは、生活全般の相談を受けられる場所です。各自治体により、名称や運営の違いが多少あるかも知れませんが、法律で定められた制度を取り扱う相談窓口なので、全国に存在します。(主に、役所や社会福祉協議会が運営しているところが多いです。)何か解決に結びつくヒントが得られるかも知れません。

最後に

 繰り返しになりますが、どん底の中、たった一人で問題を解決できる人はごくわずかです。
誰かに、どこかに相談することが問題解決の近道です。
メンタル面にしても、生活の立て直しにしても、一人より誰かに相談する方が効率的です。
周りにSOSを出してください。きっと、手を差し伸べてくれるモノがあります。

 このnoteでは引き続き、いざという時に使える情報や考え方などをお伝えしていきたいと思っています。気になる記事があった際はぜひチラッと覗いてみてください。
少しでも何かのヒントになれば嬉しいです。

*「自立相談支援機関」については、下記、厚労省HPの「お住まいの市区町村の相談窓口はこちら」よりご確認ください。

はぴ 

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