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カレーですよ4333(用賀 ばーみやん軒)麻婆カレーの時代。

用賀にあるバーミヤンの町中華コンセプト店が気になっていた。
なんでも結構遅くまでやっており、呑めるしお手軽だしと悪くないらしい。
そしてもちろん、

カレーですよ。

当然ながら「カレーですよ。」の括りで取り上げるわけであり、カレーがあるわけだ。

それがたとえ中華料理店であってもカレーがあればそれでいい。カレーがあれば出かけていくのだ。
その店の名は、

「ばーみやん軒」

どうやらメニューにカレーがあってそれも中華カレーとか麻婆カレーとかそういうものらしいのだ。それは是非いって確かめなければ。

やってきた用賀のばーみやん軒は建物の2階。へえ、路面ではないのか。

階段を上がって席に着くと、ラストオーダーの20分前。小一時間あるのでさっと食べよう。

注文は、

「麻婆カレー」

セットもあった。

餃子と小ラーメン、サラダが付く。プラス350円ほどでこれはお得だが、この日はラーメンは要らなかった。しかしなにかもうちょっと、が欲しいのだ。それで、その代わり同じく単品で回鍋肉も頼むことに。

閉店間際のがらんとした店内をキョロキョロと眺めているうちに料理がやってきた。

これがそう。シンプルな見た目である。

まずはひと口。
うむ、これはカレー寄り。ばーみやん軒の麻婆カレーはカレー寄りである。

麻婆カレーには縦と横のベクトルがある。乗せ麻婆であるか調理麻婆であるかとカレー寄りか否か、である。

まず縦のベクトル。これはベクトルというよりは二者択一で、カレーライスの上に麻婆豆腐を愚直に乗せてやったプリミティブなもので、これはこれでチャーミングである。代表的だと思うのは八重洲地下街の「アルプス」のもの。しかも丸美屋的味の麻婆でうれしさひとしおである。一方調理麻婆であるが、カレーソースと麻婆豆腐をちゃんと中華鍋で火をかけ、揺すってやって完成させる融合度高い麻婆カレーだ。九州と関西地区でぐんぐんその存在感を強める「カレー倶楽部ルウ」のものはレベルが高い。

横のベクトル。カレー寄りか、麻婆寄りかであるが。麻婆寄りとくれば渋谷にある「新潟 三宝亭 東京ラボ 渋谷宮益坂店」だろう。麻婆カレーを名乗るメニューがあるが、あれは麻婆飯と感じる。悪い意味ではない。旨いのだ。カレー寄りは菊川の名店「台湾料理生駒」の麻婆カレーだ。実にバランスよく出来ていて、中華としての麻婆をきちんと押さえ、表現しながらカレーの魂を忘れていない。素晴らしいものだ。

ここ、ばーみやん軒のそれは、多少安直な感は否めないおっつけマーラー感などあるが、まったくもって悪くない。そして、麻婆カレーと回鍋肉の相性はベストマッチ、甘味噌と麻婆カレーというのはなかなかよい組み合わせなのだと知る。麻婆カレーでほんの少しだけ足りないかな、と思った部分を回鍋肉が上手にカバーしてくれる。ちょいとジャンクな感じなのは、これはもうお楽しみの範囲。

麻婆カレーはもう直ぐジャンルになる。


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