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ベーシックインカムの必要性と課題:人工知能時代に向けて

 noteクリエーターの花やんです。今回は『ベーシックインカムの必要性と課題:人工知能時代に向けて』についてお話をしていきます。
 


初めに

 さて、ここで皆さんに2つ質問があります。以下の質問について、記事の最下部にあるコメント欄でご回答いただけると幸いです。

  1. Chat GPTはお使いですか?使っている方は、どのような使い方をしていますか?

  2. Chat GPTの新機能、ベータ版をお試しになった方はいますか?

 記事の内容をご覧いただいた上で、ぜひともご意見や体験を共有いただければと思います。

ベーシックインカムとは


 私は、人工知能時代においてベーシックインカムが新しい社会保障制度として必須となると考えています。ベーシックインカムは、全国民に毎月一定額のお金を配ることを指し、現在の生活保護、雇用保険(失業手当)、年金とは異なり、所得制限や支給対象の制限がありません。これは、従来の制度にはない特徴の一つです。

また、生活保護とは異なり、収入が入っても額が減額されることはなく、自由に使えるお金として支給されます。

つまり、月額5万円のベーシックインカムが支給された場合、月10万円の収入があれば、合計で15万円となります。これは、生活保護と比べて、非常に大きな特徴と言えます。

生活保護では、一度自給してしまうと、働いた額に応じて減額されてしまうため、抜け出すことが非常に困難になってしまいます。

しかし、ベーシックインカムでは、支給されたお金に制約がなく、使い道も自由です。これがベーシックインカムの制度です。

人工知能時代に必要不可欠

人工知能時代に必要なベーシックインカムの特徴


 私は、これからの人工知能時代には、ベーシックインカムの特徴が必要だと考えています。以前から記事でもお話していますが、人工知能によって既存の仕事が次々に人工知能や機械によって代替されていくことになるでしょう。

このような状況では、既存の仕事に就いていた人たちは技術的失業や倒産などの影響を受けることになります。

また、労働の流動性も進んでいくでしょう。この場合、解雇規制の緩和や正社員制度の廃止などが柱となります。これが実施されると、個人がフリーランス、起業家、個人事業主として独立や転職をしやすくなります。

このような状況では、新しい環境で働くことに不安を感じることがあるでしょう。そのような時には、最低限の生活保障が必要になると考えます。

たとえば、今の仕事を辞めて、フリーランスや起業家として働き始めた場合、一定の収益を得るまでには時間がかかるため、その間の生活をどう賄うかは不安材料になります。

転職する場合には、雇用保険からの失業手当が支給されるため、次の会社が決まるまで生活を何とかすることができますが、フリーランスや起業家の場合には失業手当を使用できません。

このような場合には、ベーシックインカムがあれば、最低限の生活保障がなされるため、安心して収益化に向けて挑戦することができます。私自身も含めたクリエーターさんにとっても、良い影響を与えると思います。

 また、最低限の生活保障がある場合、それをうまく活用して、新しいことに挑戦することも可能になります。

ベーシックインカムは、新しいことに挑戦する人を国が後押しすることにつながるため、究極のセーフティーネットと考えることができます。

ベーシックインカムに反対する人たちは、導入されたら働かなくなるとか、生産性が下がるといった根拠の乏しい感情論をよく口にしますが、これらはまったく的外れであると言わざるを得ません。

ベーシックインカムが拓く新しい可能性

前述したように、ベーシックインカムは新しいことに挑戦する人を支援する究極のセーフティーネットとして考えられます。

また、人工知能によって技術的失業を経験した人たちの中には、今後働く必要がなくなると思われる人も一定数存在します。

以前の記事でも紹介した通り、彼らは『ベーシックインカムで生活をしてスマホをいじくりまわす人生』を送るかもしれません。

 人工知能時代には、一定数の人たちが働く必要がなくなることは避けられません。そのような人たちの生活を保障することも、ベーシックインカムの役割の一つだと私たちは考えます。

つまり、ベーシックインカムは、新しいことに挑戦する人たちと働く必要がない人たちの両方にとって、セーフティーネットとして機能するのです。

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