覇王樹の歴史 その4
小林 周義 kobayashi Syugi
小林周義は、臼井大翼に入門しました。松井如流の片腕として、編集の実務をこなしていました。松井如流亡き後、「覇王樹」の代表となりました。
「覇王樹」創刊70周年記念号(平成2年) 編集人 小林周義。
小林周義の歌
朝の月ゆふべの光失ひて一巡の世の影を貰へり
世の外の炬燵番なるうたた寝の夢のすべてが灰色になりき
散策の足にまつわる町雀手にする杖を凶器とは見ず
世にありし五十余年の贖罪は眠りの夢がまかなふらしき
いとまあるゆふべ一刻陽に灼けし宿の畳のうへに坐れり