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覇王樹の歴史 その4

小林 周義  kobayashi Syugi


(1914-2000)

小林周義は、臼井大翼に入門しました。松井如流の片腕として、編集の実務をこなしていました。松井如流亡き後、「覇王樹」の代表となりました。


「覇王樹」創刊70周年記念号(平成2年) 編集人 小林周義。


小林周義の歌


朝の月ゆふべの光失ひて一巡の世の影を貰へり

世の外の炬燵番なるうたた寝の夢のすべてが灰色になりき

散策の足にまつわる町雀手にする杖を凶器とは見ず

世にありし五十余年の贖罪は眠りの夢がまかなふらしき

いとまあるゆふべ一刻陽に灼けし宿の畳のうへに坐れり



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