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カレーを毎日!? 同僚の食事事情


カレーを毎日食べている同僚は、ネパール人


以前、働いていた職場には、ネパール人がいました。

昼食に持ってくるのは、毎日カレーだけ。

【いつもカレーだけど、日本食は食べないの?】

と聞くと

【朝、昼、晩、 全部カレー】

の返事。


え〜っ! 毎日3食がカレー?



わたしの疑問

【飽きないの?】

【日本食、食べられないの?】


同僚に聞くと、健康のためとコストを抑えることが理由でした。

日本に来てから、日本食はほとんど食べていないらしい。

そんな毎日でも食べられる
コストを安く抑えるためのレシピが気になって、教えてもらいました。


毎日カレーのレシピ


コストを抑えるための一番大切なポイントが、カレー粉。

ガラムマサラの入手

スーパーなどで購入はしません。

同僚は、ネパール人が経営している、カレー屋さんでスパイスを購入していました。

1Kg 1000円ぐらいで買えるそうです。

すぐに使えるようにスパイスを調合してくれているので使いやすいし、割高になってしまうけど少ないサイズもあるからとオススメしてくれました。

誰でも購入できるそうなので、近くにネパール人が経営しているインドカレー屋さんがあれば聞いてみてください。

販売しているお店は、けっこうあるようです。



ガラムマサラを入手したら

スーパーの安売りに合わせて材料を揃えるだけ。

お肉、野菜、トマト、ヨーグルトを混ぜて完成!

隠し味は、塩でした。 

完成品に、塩で好みの味に整えるのが大切だと教えてくれました。



どうして、コストにこだわるの?



そのネパール人は、実家に仕送りをするためでした。


ネパールは、中途採用が難しい状況で、アルバイトなどの短期間の仕事がないそうです。

【えーっ、仕事を辞めたら、どうなるの?】


今は、工場が閉鎖になったり継続することが出来なくなることも増えてきたのに
次の仕事を探すプロセスが難しいので、外国に行くしかないそう。

【えーっ、外国に行くしか方法がないの?】


教養とお金がない人は、インドや中国で農業の手伝いをしているらしく、厳しい環境で、大変らしい。


食事の背景(ストーリー)


毎日カレーの話が、お国問題にまでストーリーがひろがってしまいました。

食事の目的は、生きるため、楽しみのため、いろいろあると思います。

きっと、その食事には、ストーリーがあるはず。


料理をつくってくれている人のストーリー。

食材を育ててくれている人のストーリー。

その食事は、中国にいるネパール人が働いてる場所から届いているものが含まれているかも。

そして、自然の力。


そんなストーリーを考えながら食事を頂くと、毎日の食卓がもっと楽しい時間になりそうです。





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