イソップ童話から学ぶモチベーション維持の方法
こんにちはHaoですʕ•̀ω•́ʔ✧
みなさんは頑張った自分に対してご褒美をあげた事はありますか?
今回は『より魂が喜ぶご褒美』についてお話しします☆
イソップ童話『3人のレンガ職人』の話
皆さんは『3人のレンガ職人』の話をご存知でしょうか?
会社組織において部下への指示の出し方やモチベーション維持のためによく引用される話ですが、知らない人がいるといけないのでまずお話をご紹介します
世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、
一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。
旅人はその男のそばに立ち止まって、
「ここでいったい何をしているのですか?」
と尋ねた。
「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。
朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。
あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、
風の強い日も、日がな一日レンガ積みさ。
腰は痛くなるし、手はこのとおり」
男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、
まったくついてないね。
もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに・・・」
旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。
先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。
旅人は尋ねた。
「ここでいったい何をしているのですか?」
「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。
ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。
俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べて
いくことに困らない。大変だなんていっていたら、バチがあたるよ。」旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。
また、もう少し歩くと、
別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
「ここでいったい何をしているのですか?」
旅人は興味深く尋ねた。
「ああ、俺達のことかい?
俺たちは、歴史に残る偉大な大聖堂を造っているんだ!」
「大変ですね」
旅人はいたわりの言葉をかけた。
「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!
素晴らしいだろう!」
旅人は、その男にお礼の言葉を残して、
また元気いっぱいに歩き続けた。
そこから読み取れる人間の心理
会社組織ではこの話を例に出し「部下に指示を出す時はその業務が何のために必要なのか明確にビジョンを共有しましょう」なんて話をよく聞きます
ただ、ここで忘れてはいけないのは「そのビジョンに部下が共感してやりがいを持つか」という事になります
いくらビジョンを共有してもそのビジョンに対して部下が「それ意味あるんですか?」ってなってしまうと部下はモチベーションを下げて業務効率が下がります
つまり業務そのものには〇も✕も無くて、「そこに発生する感情」によって部下の行動は大きく左右されます
これはビジネスだけではなく日常生活でも私たちは「感情」の影響を大きく受けています
そもそも「買い物」もその品物自体を買っているのではなくて、それを持った時、使った時に感じる「感情」を買っているのです
旅行先で買ったお土産や大切な人からもらったプレゼントなどは「品物」そのものに価値を感じてるのではなくて、その「品物」から感じる「感情」に価値を感じているから大切にしているはずです
映画のキャッチコピーなんかも感情に訴えかけるものが多いですよね
「感動のラブストーリー」「次々と襲い来る恐怖」などなど
それだけ私たちの行動選択基準として「感情」というのは大きな影響力を持っています
(これをビジネスに応用する方法もあるのですが、それはまた別の記事で書きたいと思います)
モチベーション維持への応用
ではこの「感情」をモチベーション維持へ応用していきましょう
ここまで読まれた方はもうお分かりだと思いますが、行動に影響を与えているのは「感情」です
この感情をうまく使ってモチベーションをコントロールしていきましょう
例えばダイエットをしたいけどなかなか続かないという人の多くはこの「感情」を使う場所を間違っています
①目の前のトレーニングや食事制限に感情を使う→ストレス
(1人目のレンガ職人と同じ状態)
②ダイエットをするメリットに感情を使う→義務感
(2人目のレンガ職人と同じ状態)
③ダイエットを達成した自分に感情を使う→幸福感
(3人目のレンガ職人と同じ状態)
物事が三日坊主になる人は①のパターンが多いのではないでしょうか
②はまだ比較的モチベーションを保ちやすいですが、「自己犠牲」の状態に陥りやすいので幸せという所からは少し遠のいてしまいます
③は「将来の素晴らしい自分」という物を感情で感じる事により「今自分はそんな素晴らしい自分になるために行動してるんだ」というモチベーションを作り出します
多くの成功者の方は「圧倒的な努力量」によって成功しています
よく「努力する才能がある」なんて言葉も聞きますよね
でも成功者の方の表情はいかがでしょうか?
苦労に苦労を重ねて不幸を感じてきた顔をしてるでしょうか?
どちらかというと圧倒的な努力量をサラッと笑いながら話す人が多いんですよね
これはその方がどこにモチベーションを置いているかという事になります
努力ができる人は「努力に耐えられる忍耐力がある人」ではなくて「努力を苦痛と感じない思考の人」なんです
よくコーチングやスピリチュアルの世界では「イメージング」という言葉が使われますが、これは「努力や行動を楽しむための準備」であって「成功に直結するための方法」ではありません
もし必要な努力や行動がなかなかできないという人は少し感情を感じるポイントをスライドさせてモチベーションを維持してみてください
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