【エッセイ(ミニ)】飛行機の中でドラえもん
飛行機怖い病の私です(突然)。
高いところ、狭いところも
問題ないんですが
「揺れ」がだめなんですよね。
とにかく怖い。
ここ数年は
酔い止め薬も効いて
かなりフライトも楽しめるようになったのですが
以前は自分に合う薬がなく
離陸するとまもなく酔ってしまって
さらに「揺れ」がとにかく怖くて
フライトの間はずっとビクビクしていました。
眠れないし
コーヒーなど飲物はこぼすし
ベルトサインが消えたら
すぐにトイレに行ったりと
機内で落ち着かず忙しくしてました笑。
今はスマホやパソコンで
機内番組はもちろん
自分が見たいものでくつろげますが
ビクついていた当時は
機内にWi-Fiはなかったので
ホント、困っていました。
たまにですが機内番組がない便もあったため
いざという時のために、
心が落ち着いて
リラックスできる読物を持ち込みました。
それが
「ドラえもん」のコミックスでした(懐かしい)。
幼い頃から慣れ親しんだドラえもんと、
のび太くんのやりとりは
飛行機が揺れても集中できたんですよね。
ドラえもんの中で好きなシーンは
のび太くんがアイスクリームを食べるところと
ドラえもんがどら焼きを食べるところでした笑。
読んでいるうちに
なんだか声が聞こえてくるような気もしていましたね。
耳に残っているドラえもんの声は
9月に亡くなられた
大山のぶ代さんの声でした。
飛行機が揺れても
幼い頃から見ていたドラえもんの丸いシルエットと
記憶に残る大山のぶ代さんの声は
私をリラックスさせてくれました。
振り返れば
けして大げさではなく
ドラえもんとのび太くんのやりとりは
今の私を形作ったピースのひとつとして
大きく影響したかもしれません。
そういえばあるとき
機内の最前列に座って
揺れるたびにビビって
怖い顔をして
ドラえもんのコミックスを読んでいたら
CAさんと目があったこともありましたね〜。
すぐに目を逸らされましたけど笑。
と
ここまで書いていて
またコミックスが読みたくなってきました。
ドラえもんは永遠ですね。
のぶ代さんの声もずっと心に残っています。