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【エッセイ(ミニ)】心揺らして
10年前の今頃
私は何をしていたのかな、と何気に当時の手帳を見たら国立新美術館へセザンヌ展を見に行ったとありました。
印象派、近代絵画の父
ポール・セザンヌ。
『どんな形をした物も単純化してその中心を捉え、造形の本質を描くために伝統的手法も時には選ばず美しさを追求する。』
その分野にはまったく詳しくない私は笑、館内の解説に助けられながらひとつひとつの作品を観て感動していました。
『テーブルに何気ないに置かれたりんごとオレンジも
実は考えつくされた構成でさらに敷かれた白布で果物からの生命力が…』
と、「りんごとオレンジ」について
私の隣にいらした絵画に詳しいと思われるご夫婦から聞こえてきた会話も覚えています(!)
セザンヌの言葉どおり
彼の描いたりんごはパリだけでなく時空を超えて今も世界を驚かせています。
身近な物で人々の心を叩く。
または
身近なメロディや言葉で人々の心を叩く。
世界にはそんなアーティストがたくさんいて、この時間にもまた新しく生まれているのでしょう。
心は時々、ちゃんと叩いたり揺らしておきたくなります。
喜んだり、悲しんだり、感動したり。
せっかくそれぞれの心を与えてもらったんですから時にはちゃんとそれぞれの心を使いたくなるのです。
コロナ禍でアート鑑賞は足が遠のいているので、そろそろ出かけたいですね。
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