【エッセイ(ミニ)】知らないラブソング
TBSのバラエティ「櫻井・有吉THE夜会」6月2日放送分にゲストとして星野源さん、飯尾和樹さんが出演されていましたね。
今回も楽しいトークでしたが、「私のNo.1ラブソングを語る会」として出演者それぞれの好きなラブソングについて話したトークは特に面白かったです。
星野さんが選んだラブソングはくるりの「ランチ(1999年)」でした。
歌詞はこちらには書けませんが笑、
この歌の最後の一行
「珈琲は冷めてしまったよ」
について星野さんは語っていました。
この歌の
彼女が食べきれないくらいのランチを作ってくれたけれど、ふとした瞬間、彼はそんな彼女がいつか自分だけのひとではなくなるのではないかと感じて、ふたりの未来を話そうと珈琲を入れるけれど、その珈琲は飲まれる前に冷めてしまった…
というシチュエーションについて、
星野さんはふたりの未来が冷めるように珈琲も冷めたのか、または珈琲を手にする間もないくらい話しが進んで珈琲は冷めてしまったのか、どちらの意味にも取れると話していました。
星野さん…深いですね。
私はくるりのこの曲をはじめて聴いたのですが(失礼)、私は彼の彼女への切ない「好き」が蘇ったように聴こえました。
彼女がいつもそばにいるのがあたりまえだと思っていたのに、それはあたりまえじゃないかもしれないと気づいて、彼女も彼女の声や仕草も誰にも渡したくないと思った彼。ふたりの未来と、彼女のことだけを考えていたら入れた珈琲は冷めていた…
と私なら解釈したいですね笑。
素敵なラブソングだと思います。
そしてこの世界には、私がまだまだ知らないたくさんのラブソングがあるんだなとつくづく思いました。
私のこの人生であと何曲のラブソングを聴けるか…な?
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