【コンサート振り返り】2011年 加山雄三ディナーショー
2022年も残り少なくなってきましたね。
大晦日の紅白歌合戦の話題も聞こえてきました。
人気アーティストのみなさんが出場される中、
年内いっぱいでコンサート活動の引退を表明した加山雄三さんが
特別企画として出場されるとのこと。
加山さんのパワフルで深みのある歌声は素敵ですね。
そんな加山さんの東日本大震災のあった2011年に観たディナーショーを
(セトリはありませんが)振り返ります。
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2011年の12月
那覇市内のホテルで行われた「加山雄三ディナーショー」を観ました。
会場は20代から加山さんと同年代のお客様で、満席でした。
コース料理を頂いたあと加山さんのステージへ。
今回はお一人でのステージでしたが
ピアノとアコギ演奏も交えご自身のヒット曲や洋楽を歌われました。
MCの中で宮城県の被災地へ出向かれたという話しをされ、
避難所でギターを奏でていいのかどうか戸惑う加山さんに
被災された皆さんから歌って下さいと言われて歌ったこと
津波が大きな爪痕を残してしまったけれど
「海」は人々の暮らしや命を育んでくれるもので、悪さをするのは地震や風なんだと話したこと
そして
握手をした避難所のおばあさんに加山さんは肩をたたかれ
「あんたも頑張んなさい」
と言われて逆に励まされたこと
などを話されました。
長い間第一線で活躍され
若いバンドマンからベテランのアーティストとたくさんの人から慕われている加山さん。
それでも仕事がない日々も経験し不遇な時代もあったとのこと。
人を励まし、また励まされ歩かれてこられたのでしょうか。
「若大将」ファンを裏切らない素敵なステージでした。
…それにしても加山さん。
本当に紳士的で~エネルギッシュ!
健康管理に気をつけていると話されてましたが
いやもう年齢とか感じさせませんねー。
以前、アメリカ人の知人に
「日本の人は会話の中で必ず年齢をきくよね」
と言われたことがあり
「それはきっと「儒教」の影響(?)で年上の方を敬うという感覚があるから年齢がわかるほうがコミュニケーションとりやすいんだよ」
と話しましたが
加山さんのようなパワフルな「大人の余裕」は感じるけれど
「年齢」をあまり感じさせないような大人が増えたら
いい意味で世代間のコミュニケーションも変わるかもしれませんね。
紅白でのステージも楽しみにしています。