【エッセイ(ミニ)】年末のタクシーで
タクシーの初乗り料金が値上がりして
懐が風邪をひきそうな11月です…。
先日、
たまたまテレビでホラー映像を流す番組を観ました。
不思議な現象が映っていましたが
そういえば
ずっと以前の年末、
忘年会の帰りにタクシーへ乗ったときのこと。
午前0時頃、
仲間と乗り合いでタクシーに乗って
私が最後のひとりになりました。
道幅の狭い夜の街を
走ってもらっていたら
無口だった運転手さんが突然
「お客さん、見えましたよね⁈」
と話しかけてきました。
「何をです?」
「今、通ってきた家の前と電信柱の間に、白っぽい服を着たお婆さんが」
「ああ、おばあさんが、何かゴミ袋みたいなもの持って立っていらっしゃいましたね。」
「立ってたよね〜。良かった!自分だけが見たのかと思って。ほら、時間が遅いから。幽霊でも見たかと思ったよ〜笑」
「そうですよね〜笑。びっくりしますよね。私も見ましたよ。」
「運転手の中には見たという人もいるからさ〜。びっくりしたさ〜。」
「深夜勤務の運転手さんはいろいろ大変ですね。」
などと
笑いあって、私は自宅に着きました。
しかし
よく考えたら
あんな夜中にゴミ出しする…?
と気づき
その日のシャワーは
目を瞑らないようにしてました笑。
今年も残り2ヶ月ですね。
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