【エッセイ(ミニ)】「活」
友人の娘さんが
あるアニメにハマり(!)
さらにそのアニメグッズの
アクスタ(アクリル板に写真や画像などが印刷されたスタンド状のもの)
集めにもハマっている、と話していました。
「推し活」ですね〜。
私も推しの俳優さんは
たくさんいるので(増える一方なので笑)
推したい気持ちはわかります。
わかりますわかります!
私はどちらかというと
推しの俳優さんが出演する映像や舞台を観ることに集中するので
グッズはあまり購入しませんが
過去には
『グッズ買いやライブに出かけるなどするより
人生においてはもっと生産性のある大切さな行動があり
応援しすぎるのはお金と時間の無駄遣い』
などと揶揄されていた時期もあったようですが
この「推し活」の経済効果が
令和になってさらに注目され
あらゆる業界からその可能性が期待されているよう。
それに
「活」という字があると明るさや行動的、積極的な動きなどを連想させますね。
この「活」でいえば
九州電力が「育休」の社内通称を
「いく活」に変更したと話題になっていました。
この「いく活」というネーミングは
社内公募で決定したとのことですが
センス良いですね!
育児のために「休む」んだけれど
性別問わず
育児に参加し家事をこなすことで
マネジメント力がつき
人としても成長してゆくことを考えれば
育児休業ももっと評価しても良いのでは…
という社長(渡辺和弘氏)のお考えもあるとか。
私も含めどうしても
仕事や学校を「休む」ということに
負い目を感じ、またキャリアの遅れを不安視しやすい
日本のビジネスパーソンですが
「活」という文字が入ると
大げさかもしれませんが
育児や家事に自ら
積極的に取り組んでいるんだ、という
気持ちにさせてくれるような気がします。
これまで使っている言葉の中の
漢字一文字を変えることで
全体のイメージが
ガラッと変わることもある…
というのは
日本語の興味深いところですね。