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【ゴルフで脳トレ①】問題編 ケーススタディ ラウンド中のフック多発の原因は?

【問題】

下のケースで半澤和洋がゴルフラウンド中の15H以降のアイアンショットでフックが多発してしまった最も可能性の高い原因はなんでしょうか?
ケース文章中のどこかに原因があるとして、あなたがレッスンプロになったつもりで原因を説明して下さい。

【ケース】

半澤和洋50歳がゴルフを始めて1年たった時、それまで真っ直ぐに打てていた球筋がアイアンでフックする様になり、ゴルフを習っているレッスンプロの先生にアドバイスを求めました。すると先生から
 「半澤さんのスイングはフックしやすい要素は元々沢山ありましたよ。ボールが捕まり始めた事でスイングが急に悪くなった訳では無いです。一つ一つ直していきましょう。」
ということで、
 ①フェースがスクエアになる様に注意してグリップする
 ②右手を被せ気味にするウィークグリップ気味のグリップにする
 ③トップで左手首を折らない様に注意する
 ④フィニッシュで左肘が高めになる様意識する
の4点のアドバイスを貰いスイング修正していきました。
これまでは、トップやダフリばかりでボールにまともに当たって無かったので球筋を気にした練習は楽しかったです。

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レンジでの自主練習でも4点を意識して練習し、フックの悩みは解消したかに見えましたが、ラウンドの後半でアイアンがフックや引っ掛けが大きくなり、更に元々あったドライバーのスライスが多発する様になり、レッスンプロにアドバイスを求めました。先生のアドバイスは
「半澤さんは疲れてくると腰が回らなくなりハンドレイトつまり手打ちになっています。アイアンではそれが強くなります。本日はその修正ドリルのハンドファーストドリルを行いましょう。一方でドライバーは安定させるのは元々難しいです。スイングスピードが上がっているのでクラブのしなり方が強くなる時があるので、あまり球筋は気にせず今はこのまま気持ち良く振りましょう。ラウンドでの暫定処置として右側足を後ろに引いてクローズスタンスを取るとスライスしにくくなるのでスライス多発したら試してみて下さい。」
ということで、アイアンのハンドファーストが始まりました。アドレスでハンドファーストの形のインパクトを作り、体に覚え込ませてからテイクバックに入りショットするドリルです。

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このドリルは半澤和洋にあっていて、体が疲れた時もアドレスでハンドファーストの形を取るとフックが無くなりました。
ドライバースライス暫定対策のクローズスタンスの構えも意外と効果を感じました。

すっかりアイアンのフックが治ったところでラウンドが決まりました。友人よりグリップを太くするとフックが出にくくなると聞いたので、グリップテープをアイアンのみに巻いてグリップを太くすることもこの間に試してみました。

友人4人とのラウンドが始まりました。前半は心配されたアイアンのフックや引っ掛けが全く出ず、練習と太グリップの効果を実感していました。ドライバーのスライスはたまに出るものの暫定対策で教わったクローズスタンスをスライスを許容してくれないホールで取り入れることにより大怪我をしないでラウンドできました。元々得意なアプローチの調子も良く、もしかしたら初の100切りを達成出来るかもという予感も頭をよぎりました。

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第14Hに今回のラウンドで初めてフックが出ました。左に池があったためそれを嫌い、右側の林を狙う様にアドレスして打ちましたが、悪い予感は当たり、大きなフックの球筋が出てしまい池に入れてしまいました。

15H以降、フックが多発する予感がして、これまで習ったアイアンフック対策をいつも以上に意識しました。
 ①右手を被せ気味にしてウィークグリップでグリップする。
 ②ハンドファーストのインパクトの形でアドレスする。
 ③念のためハンドファーストアドレス状態でフェースがスクエアになる様にグリップをし直す。
 ④トップで手首を折らない様に意識しておく
 ⑤手打ちにならない様にトップからは腰から動く様に注意する。
 ⑥フィニッシュで左肘を高く保つことを意識する。
の6点をショット前の素振りで念入りにチェックしましたが、アイアンのフックが収まるどころかますます酷くなります。
 逆にドライバーの調子とアプローチの調子は良いままでした。
最終ホールまでアイアンのフルスイングではショット前の素振りで上記6点をチェックし続けましたが、フックは治りませんでした。結局後半のアイアンフルスイングのフックのせいで100切りはお預けでした。腰の調子も良かっただけに残念でした。

【ヒント】

翌週、レッスンプロの先生にラウンドでフックの原因について相談する為以下を説明しました。

1)先生の注意を実践してラウンド前の練習は絶好調だった。
2)アイアンだけレッスン後にグリップを太くした。
3)ラウンドで13ホールまではフックは出なかった。
4)ドライバーはホールによりクローズスタンスでスライスを防いだ。
5)14Hで左の池を意識したらアイアンで突然フックした。
6)15H以降ショット前に教わった6点を意識して素振りした。

先生は最も可能性原因は6)にあるつまり、15Hからはじめたショット前の素振りにフック多発の原因が隠されているとのことでした。

<アイアンのフックの原因となった素振り>
①右手を被せ気味にしてウィークグリップでグリップする。
②ハンドファーストのインパクトの形でアドレスする。
③念のためハンドファーストアドレス状態でフェースがスクエアになる様にグリップをし直す。
④トップで手首を折らない様に意識しておく
⑤手打ちにならない様にトップからは腰から動く様に注意する。
⑥フィニッシュで左肘を高く保つことを意識する。

対策のはずだった15Hから始めた①〜⑥のショット前の素振りのどの項目がアイアンフックの原因になっていたのでしょうか?

【解答は】

レッスンプロの先生の説明を解答としてnote記事に載せました。

トンチではなく、ゴルフの知識が無いとわからない実際に基づいた真面目なケーススタディです。

最後に

Twitterでもこの問題を紹介しています。下記のnote記事にもヒントが隠されています。

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Kindle本にもヒントがあります。




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