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働くということを働きながら考えてみた

今日、仕事をしながら働くってどういうことなんだろうなって考えた。

正直言って現代日本の労働環境は最低最悪な水準だと思ってる。非正規、正規、アルバイトなどいろんな雇用形態があるけど、その全てにおいてまともな生活を送れる働き方は皆無に等しい。

僕自身も2000年代の前半から派遣社員で様々な工場を渡り歩いてたけど、三交代制の勤務がいつのまにか二交代制(12時間拘束)に切り替わったし、下関の最大手造船所で働いてたときは休みなんて与えてくれなかった。
正月に休みがほしいって作業長に言ったら「そんなこと言ってたら仕事する上での信頼を失って仕事なくなるぞ、お前」とか言われた。意味がわからない。
今考えたらそんなわけないし、そんな会社ならさっさとやめてまともなところ探したほうがいい。
でも当時は疲労困憊で、思考が停止してたからアッサリ受け入れてしまってた。

パワハラも当たり前だったし、飲み会も強制参加で会費は自腹。
僕はこの会社(下関の最大手造船所、お前だよお前!!)で心を壊した。

よく言われることだけど、人が働くってのは生活をするためだ。
それ以上の志望動機なんて必要ない。働かないと生活できないから働いてるだけで、ぶっちゃけ何処の会社でも無理なく働くことができたら何も問題ないと僕は思ってる。

無理なく働けるところ。

これが重要。
心や体に無理な負担がかかる働き方は絶対によくないし、なにより続けることができない。
でも今の日本は無理な働かせ方を無自覚に強要してくる。
パワハラで心に無理な負担がかかり、長時間労働で体にも負担がかかる。

長時間拘束されるとまず、まともな生活ができない。
食事はレトルトだったりコンビニ弁当だったり。
書店にいけば「作りおきですぐに食べれる」レシピ本や、「残業しても短時間で調理できる」レシピ本が並んでてびっくりする。

心が病むと、生活のいろんな場面で支障がある。
僕は心壊してた頃は、ふとんに入り眠りに入る瞬間まで仕事のことが頭から離れなかったし、夢の中でも仕事してた。
そして毎日、次の日が来るのが怖くて、深夜遅くまで酒を飲んでいた。
家にお酒がなくなったらわざわざローソンまで買いに行ってた。
給料はほとんど酒とつまみに消えていってた。

あの頃はホントに地獄だった。
逃げ出してホームレスにでもなろうかなって本気で思ってた。

それから10年。

僕は今、給料は安いけど単純作業の仕事に就いてる。一人で黙々と作業をする仕事で、人とほとんどかかわらないから人間嫌いの僕にぴったり。しかも同じことを延々と繰り返すだけの単純作業がどうやら僕にすご~く合ってるようで、毎日仕事に行くのが楽しい。
残業もないし、就業5分前には着替えて帰路につく。

まったくと言っていいほど心や体に負担がかからない。
今まさに無理なく働いている状態だ。

無理なく働くとどうなるか。

毎日がすごく幸せだ。
特にこれと言って何もないんだけど、なんとなく心は穏やかだ。
寝る寸前まで仕事のことなんて考えないし、夢にも出てこない。
しかも帰ってからも時間があまりまくるから、ちゃんと料理をして、ゆっくり食べて、最後には温かいお茶まで飲んでる。

それでも時間があまるので、近所の公園に散歩に行って軽く運動までしてる。
明日が来ることなんてこれっぽっちも怖くないので、さっさと寝る。
十分すぎるほど睡眠をとった次の日も、仕事に行くのが楽しい。
通勤しながら晴れ渡る空なんか見て、爽やかな気分を味わってる。

朝は弁当を作って出勤するので、お昼も楽しみだ。
弁当を作る時間の余裕があると、コンビニで買ったり外食したりしなくて済むので節約にもなる。

毎日がとても充実してる。
無理なく働くといいことだらけだ。
無理なく働くだけで、人は幸せになれるんじゃないかとすら思えてくる。

僕が成人して頃に、無理のない働き方ができる世の中だったらなぁっていつも思う。もっと人生楽しかっただろうな。

できれば次の世代の人達に、無理のない働き方ができる社会を渡したい。
今の日本のようなむちゃくちゃな働かせ方、僕たちの世代で終わりにしたいよね。

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ユズル
もしサポートをいただけたら、ボクの記事はさらにおもしろくなり、おもしろい記事を書くために精進し、より一層脂肪を蓄え活動のエネルギーとし、仕事を辞め、病んだ心を癒やし、趣味を楽しみ、世界を旅し、港、港に妻を作り、グレートバリアリーフを望む丘に豪邸を建て、アナタに毎日感謝の祈(文字数