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世界の中心は、哲学でゆうてみ

竹田青嗣

「中学生からの哲学 超入門 自分の意志を持つということ」

よんだ



海のはたのモールでのこと
すんごいガタイのいい男性が広い道の真ん中を歩いていた
向かって5さいくらいの男の子が走ってきた
男性はケータイ画面をみていて男の子には気づかない
男の子の方が先に気づいて立ち止まり、道の端に寄った、男性をじっとみてる

これをみて無性に腹が立った

ワタシは男性に寄って体当たりをして壁に詰めた
「道のはしに寄りいや」

男性「はあ?」威圧的にワタシを見下ろす

「あんたみたいな大男はな、すすんで道のはしを歩かなあかんねん。子どもが怖がっとるやろ。道の真ん中を歩いていいんは子どもと、かみさまだけやで」

男性はこいつはナニを言うとんのやとワタシを怪訝な目でみた、そしてはじめて子どもに気づく
でもさして、なんの関係がおれにあるんやという表情で、そして何事もなかったようにケータイをみながら歩きだす

ワタシはなんでコイツはこんなことも知らんのや、誰にも言うてもらわれへんかったのか、と怪訝に思う
だって、もういい歳だし、こんなことって親兄弟でなくっても、周りから言われんもんだらうか?

世の中はこんな不満で満ちている

あれはサンシャインワーフだったかなあ


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