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スーパーの刺身パックで昆布締め、なめろう〜サンマル瓶でひとり飲み

家飲みの頻度は、週の半分くらいでしょうか。
家でも外でも、飲み始めるとけっこう際限なく飲んでしまうので(それで失敗したこと多数)、せめて家には酒は置かないで、飲むときに飲む量を買うようにしています。
「一合缶」も良いのですが、一度の家飲みで飲む適量として、いわゆる「サンマル瓶」をよく買います。300ccの瓶ですね。
スーパーにもコンビニにも、ひと種類くらいはありますね。

ファミマには一ノ蔵、セブンまで行けば澤乃井がある、スーパーだとさほど惹かれる銘柄がない(だから一合缶にすることが多い)など、近所の品揃えはだいたい把握してあり、その日の気分でチョイスします。

ただ、「家飲みするか」といって買い物に出る、ということは実は少ないです。
スーパーなりコンビニに行くとき、まずはおかずorつまみを物色します。極端な話、惹かれるつまみがない場合はその日は飲まない、まであります。

つまみが先、それに合う酒、という順番ですね。
「スーパーで刺身パックが半額。これは買いだな、じゃあ日本酒を何か買って帰るか」
それが冒頭の写真の日。
「ああ、もう時間的にスーパーの鮮魚コーナーは片付けられてしまってる、今日はそばでも食って寝るか」という日も。

刺身パック半額、これをそのままパックでいただくのは味気ない。せめて別皿に盛り直したい。
いや、どうせならもうひと手間加えたい、となります。
これは面倒な気持ちよりも「料理が好き」「忙しいときでも何かしら台所に立ちたい」という気持ちが勝るからです。飲み食いすることよりも、それに向けて調理する、という行為が、自分の場合ストレス解消の手段だったりします。

もちろん、本当に疲れて面倒なときは、弁当やカップ麺など、レンチンくらいで即食べられるものだけ買って済ませますが。

この日は刺身パックのそれぞれを、昆布締めにしました。
以前の記事で、帆立丼を取り上げた際に、昆布締めについては書いたので、そちらを。
昆布を酒にしばし浸してから水気を拭き、塩水処理した刺身を並べ、ラップしてしばし冷蔵庫で寝かせます。
好みの締まり具合で、好みのサイズにカットします。
ちょびちょびつまみながらお酒を飲みたいので、このときは小さめにカットしています。
余分水分が抜けて、入れ替わりに旨味が入り、身は適度にねっとり。口に入れた途端に昆布の香りが広がります。半額刺身パックが高級な酒肴に化けた瞬間。

一ノ蔵、大学で仙台にいた頃の自分に「お酒を教えてくれた」酒です。小梅の梅干しを添えて。

またあるときは、鯵のなめろうを作りました。これも定番のおつまみですね。

鯵のなめろう。しょっつる&柚子胡椒で味変しつつ。

近所のスーパーに、パックの「あじのたたき」というのが売っていて、それが手軽になめろうにアレンジできるので重宝しています。薬味は葱と、生姜ではなくにんにくを加えるのが好み。味噌と合います。

あじたたきパック。ごまだれ付き
薬味と味噌を加えてなめろうに

[鯵のなめろう]
・あじたたきパック、葱、にんにく、味噌、しょっつる、柚子胡椒

☆にんにくは半片〜一片、お好みで。みじん切りに。葱もみじん切りにし、合わせておきます。

☆鯵の身は短冊状にカットしてあります。薬味を加えて、細かい角切り状にカットしながら、包丁の腹で撫でるようにして、身と薬味とを混ぜます。

☆ある程度一体化したら味噌を加えて、包丁の腹で練り混ぜると同時に、刃で少したたきます。
あまりたたき過ぎて、擂り身みたいになってしまわないよう注意。適度に食感を残します。

隠し味

今回は秋田土産の魚醤「しょっつる」を隠し味に加えました。合わないわけがない。

好みで山葵とか、柚子胡椒なんかを足しても良いですし、山葵醤油につけながらいただくのも良し。
味見したときはちょっと物足りない、くらいにしておくほうが、食べ進んだときに丁度良かったりします。
今回も薄味めに仕上げて、柚子胡椒&しょっつるにつけながらいただきました。

この日は澤乃井「蒼天」。もともと東京のお酒の代表格として好んで飲んでいますが、知り合いのミュージシャン(作曲もこなすベーシスト)の同級生が、いまの小澤酒造を継いでいることを知り、ますます親しみが湧きました。
そのうち工場見学や試飲会にも行きたいなー、と思っています。

ひと手間かけてつまみを用意して、ノンアルビールからの日本酒サンマル瓶、これが家飲みのスタンダードになっています。

その型の中で、冷蔵庫にある食材やスーパーで見つけたもので、つまみを考え、それに合わせるお酒を選んで、というのは、ウィークデーの楽しみです。
週末はもう少し手の込んだことをしたくなるので。

どうしても飲み過ぎるタチで、脂肪肝で肝硬変予備軍と健康診断のたびに怒られています。
アルコール量を調整しながら、長くお酒を楽しんで行きたいと思います。

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