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初の春巻に挑戦も大惨事!?〜楽しいフライヤー生活

手軽に揚げ物を楽しめる、というのは、大袈裟に言えば「革命」です。

食器類もそうですが、誰かから何かをいただく、というのは、少なくともそのときは自分がチョイスしないものとの出会いをいただく、ということです。

フライヤーをいただいてから、選択肢に揚げ物が加わったことで、いつものスーパーへの買い物から、見える景色が変化しました。

今回も、何か揚げるものあるかな〜とスーパーにいたのですが、自分の好きな揚げ物を思い浮かべでいたとき、ちょうど目に入ったものがあり、それが「春巻の皮」でした。
自分で餃子を作りたい、と思うことはあっても、春巻は作るという発想すらなかったわけで。
電撃が走りましたね。

モランボンのミニサイズの春巻の皮があり、これだとフライヤーで揚げるのにちょうど良いサイズにできそうです。

あとは具。肉売り場と野菜売り場を見ながら、頭の中で考えます。自分の好みの春巻の中身ってなんだろう?
肉は、ひき肉ではなく細切りのイメージ。とんかつ用の肉にしてみます。
筍は食感的に必須。細切りにした水煮を購入。
あとはキャベツ。きのこは、生きくらげがちょうどあったので、それも。
個人的には、餃子のようなタレではなく、ケチャップと辛子でいただくイメージなので、それらも買いました。

帰って、春巻のレシピを検索、いろいろ眺めてみます。

ひき肉と春雨、というのが多いですが、どちらもピンと来ず。使ったことのない春雨を、このために新たに買うのも躊躇われ、春雨はなしで。
職場の近くで、最近は行けていないですが老舗の中華屋さんの春巻は、キャベツが印象的だったので、その感覚に従います。
その日ではなく、翌日に春巻パーティーにすることにし、干し貝柱だけ水に漬けて戻しておきます。

翌日。きくらげもあるので木須肉(ムースーロー)、豚ときくらげの卵炒めみたいなのですね、それも作ろうかと思いましたが、食べきれない気もするので、今回は春巻に専念することに。

[初挑戦! オレの春巻]
・豚肉(ロース、後からバラも)、筍水煮、キャベツ、きくらげ、干し貝柱、葱、にんにく
・中華あじ、オイスターソース、料理酒、醤油、塩胡椒など、片栗粉

☆豚肉はとんかつ用のを厚みを半分にし、3〜5センチ長さ、割り箸くらいの太さの棒状にカット。
一度作ってから、肉感が足りない気がしたので、別で豚バラの薄切りを細かくカットして簡易ひき肉ぽくして加えました。
塩胡椒、料理酒を加えて揉み込んでおきます。

☆キャベツは肉の幅くらいの千切り。きくらげも幅を合わせてカット。筍の水煮は、ものによって独特の匂いが気になる場合があるので、沸かしたお湯をかけて、一度湯通ししておきます。
貝柱はほぐして(戻し汁は捨てない)、葱はみじん切りを常備してあるのでOK、にんにくもみじん切りに。
調味料は小鉢などに合わせ、帆立の戻し汁を適量加えてのばします。この合わせ調味料に、小さじ1程度片栗粉を混ぜておきましょう。

☆炒め油は胡麻油にして中華感。にんにくの香りが立ったら豚肉。豚に概ね火が入ったら葱、きくらげ、筍を加えて炒め合わせます。最後にキャベツ。
キャベツがしんなりしたら、合わせた調味料を投入。
片栗粉にしっかり火を入れるイメージで炒め合わせると、適度なとろみがつきます。
具材はしっかり冷まします。当日はここまで早朝に済ませ、二度寝して起きてから巻きにかかりました。

筍、キャベツ、きくらげと歯触りの良い具材たち

☆春巻の皮は常温に戻しておきます。スクエアではなく、ダイヤ型の方向に置きます。
手前の角寄りに具を横長に置き、まずは手前から一回転具を包みます。
次に、両サイドを真ん中に向けて折りたたみます。
スクエアにすれば、巻き終えた両端が整いますが、難しいですね。斜めになりがち。また、ここで春巻の長さが決まります。次に巻くときは、目印を作るなど、長さを揃える工夫を考えます。
左右を折りたたんだら、残りを巻きます。巻き終わりの三角形の部分には、小麦粉を水で溶いたものを糊として塗り、留めます。

ばらつきはあるものの、そこそこ上手く巻けた?

皮は10枚入り。8枚ちょいで具が尽きたので、1本は他より少ない具にチーズを足し、1本はチーズだけのを作りました。今回の具の量で、ちゃんと分ければ10本ちょうどよく作れそうです。

揚げ立てをいただきたいので、ここでスープ等を用意(後述しますが、これが敗因のひとつ)。
YouTube「リュウジのバズレシピ」の中華屋さんでチャーハンを頼むとついてくるスープ、というのが気に入って、よく作ります。
これはまんま他所様のレシピなので、本家をご参照ください。

ししとうは素揚げして、おろし生姜を加えた和風出汁に漬けた常備菜。ピーマンやししとう、人参などは油と相性がよい(カロテン摂取しやすい)ので、揚げ浸しが手軽に出来るフライヤーの恩恵はここにも。

いつものキャベツとスプラウト、揚げ物なのでこれも欠かせません。
ご飯はチャーハンにすることも考えましたが、重たくなりすぎないよう、白ご飯で。あくまで今回、主役は春巻です。

満を持して、フライヤーに油をセット。今回は通常の米油に、胡麻油を加えて中華風の香りをプラス。

包んだ際に、具を多くしすぎプラス他より短くなってしまったものを最初に揚げてみます。
最初は1本揚げてみて、大丈夫そうなら2本ずつ揚げて行くプラン。

最初の太っちょ君は無難に揚がってくれました。
しかし、次セットの片方が破裂!
フライヤーの油の中に、具材のキャベツがヒラヒラと踊り出してしまいました。

破裂したものも、救出できる部分は回収、もう1本は何とか揚がったので、油を掃除して3セット目。これは1本入れた途端に、破裂というより皮が剥がれるように広がって完全に解体してしまいました。

4セット目(5、6本め)は2本とも途中でポンと破裂したので、これは残りはフライヤーではなく、フライパンに薄く油をはって、揚げ焼きに切り替えようと方針を切り替えます。

結果的には、フライパンのほうでも破裂は起こりました。

現実の厳しさを思い知らされる出来栄えw

今回破裂した原因は、後で調べたりした結果、いくつもありました(笑)

☆巻くときに空気が入ってしまっていた。揚げている最中にポンッと破裂したのはこれ。
☆巻いてしばらく置いたら、皮に具の水分が染みてフヨフヨになってしまい、そこから破裂。ベロンと解体してしまったのはこのタイプ。
☆油の温度が高過ぎた。これはフライヤーの説明書をろくに読まずに使って、温度設定を誤解していたのが原因。多分200度近い温度になってしまってました。フライパンでの敗因も温度が高過ぎたのだと思います。

そのうちリベンジしようと思います。具はあらかじめ火を通して、それだけでもいただける状態なので、揚げ物の難易度としてはそこまで高くないはず。
巻き方に気を付けて、巻いたらすぐに揚げるようにすれば、いけるんじゃないでしょうか。

フライとかとんかつとか、他にもフライヤーでやりたい料理は多いのと、今回の三連休のように時間に余裕のあるときに限られるので、ちょっと先にはなりそうですが。

具材の味でそのままでもいけますが、ケチャップ&マスタードが基本。途中からは味変で醤油&ラー油でもいただきました。
見た目はアレですが、味は最高に美味しかったです。

フライヤーが加わり、バリエーションが格段に増えた自炊ライフ。日々楽しんでいこうと思います。

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