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たまにはゴーカにお取り寄せグルメ〜誕生日ひとり飲み

ハッピーマンデー制度。三連休を増やそうという意図で、国民の祝日の一部が月曜日に移されました。
成人の日と体育の日(→スポーツの日)が月曜に移ったのが2000年(海の日と敬老の日は2003年に変更)なので、もう四半世紀近くになるんですね。

10月10日生まれの私にとっては、自分の誕生日が「国民の祝日」から「ただの語呂がいい日」に成り下がった、衝撃の出来事でした。

祝日の中でも、天皇誕生日みたいな、日付の決まっているもの、春分・秋分の日も天文学的に動かせない日ですよね、そういう日は月曜に寄せずに従来のままです。
ところで10月10日は、前々回、日本で初めて1964年に東京オリンピックが開催されたのを記念して、開会式の日として制定されたもの。
記念日だって動かしちゃいけないでしょ! と当時は憤りました。

ちなみに10月10日が開会式の日に選ばれた理由のひとつは、この日が当時、晴れの特異日(統計的に偶然とは思えない確率で特定の天候が多い日)だったから、と言われています(諸説あり)。

お休みの日だから、わざわざプレゼントとかくれないよね、と自身の不人気を棚に上げた言い訳が効かなくなった、というのは、社会人になってしまえばどうでもいいんですが(笑)

と、ウンチクを披露した10月10日(東京は晴れていましたね)は、仕事がちょうどキリよく片付いたこともあり、お休みをいただきました。

ちょうどこの前日着で、YouTubeでもよく配信されているお寿司やさん、「銀座渡利」のお取り寄せグルメを発注していたので、昼から飲んでやろうと。

今回は「おすすめセット」にしました。
熟成本マグロ二種(赤身、中トロ)のサク、コハダの酢締め二尾分、カスゴ(チダイの稚魚の昆布締め)二尾分が入っています。

お酒も、渡利の渡邉さんがブレンドし、神奈川の蔵元、泉橋酒造(いづみ橋で知られる)から限定で販売された「渡利」。
銀座のお寿司やさんの仕込んだネタを、そのお店のオフィシャルなお酒で楽しもう、という趣向です。

冷凍状態で届いたそれぞれのネタは、真空パックから取り出して、ペーパーに包んでラップして、ゆっくり解凍します。

迎えた10日の昼。
それぞれを切り付けて盛ります。
マグロのサクを切り付ける方向は、ちょっと自信ないです。筋の入っている方向が、左下→右上になるように置いて、というのは心掛けていますが。
カスゴは片身を三切れくらいに削ぎ切り。
コハダは身に縦に包丁目を入れてから二等分。

山葵醤油でいただきます。山葵はちょうど、チューブの中でもちょっといいのを買ってありました。

冷やしておいたお酒は、お気に入りの相馬焼のお猪口で。

いや〜、美味しかったです。

本マグロは風味と味わい、ねっとりとした食感が流石のうまさ。
素材の良さと、職人による仕込み、両方が合わさってこの旨さが出せるんだな、と(酔いが回る前は)思いながらいただきました。
脂によりすぎない中トロの濃厚な旨味も、赤身と味わい比べながら楽しみました。

カスゴは身に旨味がギュ〜ッと詰まっており、ひと切れ口に運ぶと、長く余韻が楽しめます。皮目まわりの食感も楽しい。
寿司ネタでしか見かけない、ということは、仕込みによって差がでる素材ということ。まあそこは間違いないですね。

そしてコハダ。これは実はリピートしています。
今回も主役級の美味しさ。
プロの技、酢締めとはこれだけ美味しくなるものか、と思わせる味。期待度からの驚き度合いでいえば間違いなくダントツです。

昼から飲んでいる背徳感もスパイスの役割を果たし、誕生日に本当に幸せな時間を過ごしました。

お酒も、キレのある甘味と風味が楽しめました。
スイスイいけてしまう危険な酒。食べ進み、飲み進むにつれお酒の温度もキンキンに冷えた状態から常温に近くなってきて、そうすると後味に余韻が生まれてきて、ゆっくり飲むのに非常に良い酒でした。

しっかり堪能して、夕方にはもう、ほろ酔いでうたた寝。
夜に起き出してラーメン。
不健康かもしれませんが、「不健康」って美味しいんですよね〜(笑)

飲んだあとのマルタイラーメン、最高

長く、おいしくお酒を楽しめるよう、自制して飲酒量をコントロールせねば、と思います。

ゴーカお取り寄せと、冷蔵庫整理の節約料理。
どちらも美味しさがあり、発見があり、日々の感動を味わうことができます。
これからもそんなお料理ライフを記していきますので、良かったら他の記事も眺めてみてください。





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