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「翌日の天丼」のうまさ〜柚子も活躍中
揚げたての天ぷらの、カリッとサクッと、食べてホワッと、の美味しさは言うまでもありません。
翌日に残った天ぷらの、クタッとした衣も、また別の美味しさがあって、密かな楽しみだったりします。
前の記事で、本格的な蕎麦つゆに挑戦して、その美味しさに目を瞠りましたが、その陰で、かき揚げチャレンジも無事に成功させていました。
このとき揚げた天ぷらは以下。
・ごぼうと玉ねぎのかき揚げ
・ネギ天
・ピーマン天
・豚バラ天(豚バラの薄切りを10センチ弱くらいにカットして天ぷらに)
そのとき冷蔵庫に少しずつ残っていた食材をついでに揚げた形です。
蕎麦とともに揚げたてを美味しく味わって、この日、酒が入っていたら残さず食べ切っていたと思います。
たまたまこの晩はノンアルで、途中で翌日の天ぷらの魅力を思い出して、ちょっと残しておくことに成功しました。
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迎えた翌日の朝。
とても美味しくできた麺つゆを少し残しておきました。これを天丼のタレにリメイクします。
「麺つゆ」といっても、自分で出汁をひいてかえしを作って、本格的に作ったものですから、市販のいわゆる「めんつゆ」と一緒にされては困ります。
どっちが美味しいかの議論はおいといて、私の主観では当然自分のが圧勝です(笑)
【天丼のタレ】
・麺つゆ、酒、砂糖、醤油
☆麺つゆに酒を少し加えて気持ちゆるくする。
そこに砂糖を加えて溶かしながら加熱。
少し煮詰めてトロッとさせ、醤油を足して火を止める。
砂糖と醤油は2:1くらいの量を加えました。
要は甘めの味に調整して、好みの加減まで煮詰めればOKです。
炊いたご飯に天丼のタレを回しかけ、軽くレンチンした天ぷらをタレに潜らせて丼に盛り、残ったタレを全体に。
ご飯はかため、タレはつゆだく気味にかけるのが好きです。
うん、二日目のかき揚げのしっとりした食感に、ごぼうの歯ざわりが効いて、そこに玉ねぎの甘味がじんわり追いかけてきて、さらにそれを受け止めるタレの甘味とふっくらご飯。
たまらない美味しさです。
豚バラの脂の旨味とボリューム感も存在感あり。これも甘めのタレに合います。
ネギとピーマンはクタッとしすぎてしまいましたが、それも
【大根の塩柚子漬け】
・大根、塩柚子(柚子スライスに塩をまぶしてあるもの)
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☆大根はスライサーで薄い輪切りに。
大根一切れに塩少々、上に大根を一切れ重ね、そこにも塩少々……と重ねた全体をラップで包んで、しばし冷蔵庫へ。
☆大根の水気を絞り、二、三枚の間に塩柚子を挟み、また全体をラップで包んで、しばし冷蔵庫へ。
夜中に仕込んで朝いただいたら、いい感じに味が入っていました。あと一、二回楽しめます。
大根の味噌汁はレシピにするまでもなく、千切りにした大根と薄切りにした椎茸で普通に味噌汁をつくり、温め直す際にねぎを散らしました。
みりんと醤油、各少々を加えると風味が増す、というのを見たのを思い出して、この日は加えています。正直、普通に出汁と味噌で作ったときとの違いはさほど自覚出来なかったので、今後も思い出したときにやってみることにします。
隠し味効果はともかくとして、味は文句なく美味しく仕上がりました。
汁物には、ちょっときのこが入るといいですよね。
あっ、山椒を少し振るとお店の味っぽくなる、と「賛否両論」の笠原さんが言ってたのを、この記事を書いている今思い出しました。
それも今度やってみます。
ちなみに、写真の味噌汁からうっすら湯気が立っているのが分かりますか?
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いまどきのスマホのカメラ、解像度すごいですよね。
札幌の水族館グッズの平鉢、相馬焼の小皿、輪島塗の椀、個人窯の湯呑み、縁起ものの左馬の小鉢、桐生の塗り箸に九谷焼の箸置き。
それぞれが魅力的に映っていて、何気ないながらも、いい佇まいの写真だな、と自画自賛してしまいます。
たいていは土日の間に、冷蔵庫にあった食材を、常備菜も含めて一度リセットし、翌週に向けて買い出しをして、新たな常備菜を用意する、というサイクルとなっています。
このときは、前の晩のかき揚げのときからそういう整理に入っていて、限られた食材で回している最中の食卓。
いつも小皿の数が多い自分としては、最低限の皿数なのはそういうタイミングだったからです。
それでも、それぞれを丁寧に作ってあげると、これだけの充実感が得られます。
食材の豊富さ、豪華さ、お金をかける、かけないではなくて、ちゃんと食材と向き合う、手をかけるべきところには手をかけて料理する、ということが大事なんだな、というのを、心地よい満腹感とともに噛み締めた食卓でした。