鍋焼きうどんで不調を吹き飛ばす
二日前くらいから体調が悪化。
熱はないけど咳が出て、あとは原因不明の右腰あたりの痛みに悩まされています。
結石とかだったりするのかな、肝炎だったら? と不安ですが、とりあえずかかりつけのお医者さんからもらった薬で様子をみます。
そういうときは、身体を温めてくれ、かつ消化の良いもの、栄養もしっかり摂るべし。
手っ取り早くうどんかな、と。
大根は細切りに。付いていた葉の部分も刻み入れます。あらかじめ下茹でしておきます。
長葱は緑の葉の部分はザク切り、白い部分は斜め切り。刻みネギはトッピングでも散らします。
さっと茹でた小松菜もあるので入れましょう。
温まるように、生姜も少し多めにおろして加えます。
野菜はこんな感じ。
肉魚類は、鮭と豚バラ。
鮭はアラのパックがあったので、中骨付きの身をボイルしたのち、骨を除いて一口大に。ハラスは別でいただきます。
豚バラも一口大にカット。
出汁は昆布と鰹節でひいてペットボトルに入れておいたのがあるので、出汁と素材の風味を活かして、関西風の味付けにします。
みりんは加えず、酒と醤油(薄口が家になかったので牡蠣だし醤油)のみ、あとは塩で味を調整します。
卵はポーチドエッグを作っておき、ちょうど良い火の通り具合で最後にトッピングします。
あとはうどんを加えればOK。今回は鍋で煮込む用の太いうどんがあったので、それを試してみることに。
具だくさんにしたら予定よりも汁の分量が多くなり、丼いっぱいになりました。
これどうすっかな〜と、うどんの袋に目をやると、素朴なタッチのイラストが。ああ、土鍋があるじゃないか。
まずは別の鍋でうどんを茹でてから、土鍋で汁と合わせ、もう少し煮込んで完成。
二人前入りの麺を、半分よりは少し多めに使いましたが、茹でたら思いのほか膨張しました。伊勢うどんってこんな感じなのかな、もっとフワッフワなのかな?
土鍋でしばしグツグツさせたら、最後にトッピングでカニカマと、用意していたポーチドエッグ、そして刻みネギをこれでもか、と加えました。
さらには天かすを別容器にスタンバイ。適宜加えながらいただきます。
めかぶのパックが一つ残っていたのと、常備菜の梅ごぼう煮はラスト。定番のオニスラとカフェオレ。
七味を振って、天かすをザラっと流し込み、レンゲも使いつついただきます。
うん、間違いない!
汁は優しい味わいながら旨味たっぷり。しっかり煮えたうどんは、さすが鍋用だけあって、柔らかくなってもボロボロには崩れずにうどんでいてくれる存在感。
容量で選んだ土鍋でしたが、一度しっかり煮えると保温力が抜群なので、食べている間、ちゃんとグツグツしてくれているのが素晴らしい。
天かす後入れも良かったです。レンゲで食べるごとに、都度歯ごたえと香ばしさを楽しめます。
最後に少し残った汁に残りの天かすを投入し、汁を吸ってフヨフヨになったのをいただくのもたまらんですね。
これは健康にならないとバチがあたるレベルの、しみじみと美味しい食事になりました。
ごぼうの常備菜は、また用意しておこうと思います。ここ数日、目立ってお通じが良い感じなのは、ハッキリごぼう効果だと思います。
残りのうどんを、どうやっていただくか。
普通に出汁でうどんとしていただくので良いのですが、これだけ極太のうどんは久しぶりなので、下茹でしたあと炒めたり、他の食べ方も試してみたくなります。
あとはカニカマのポテンシャルをあらためて感じました。
今回使った残りは別の料理に活用し、そこでも存在感を発揮しているので、それはまた記事で紹介します。
きゅうりやわかめと酢のものにしたり、パスタの具材にも使えそうですね。またカニカマ買ってきておこう。
麺類にのせる卵、よく余熱で半熟に、と言いますが、実際は単に割り入れると、ほぼ生のままで、いつの間にか汁に溶けてしまいますよね。
しっかり半熟な状態で味わいたいので、最近はこのように、あらかじめ好みの火入れをしておいて、後のせするようにしています。
ポーチドエッグにするときは、茹でるお湯に酢を少し加えると、白身がまとまりますね。今回もそうしています。
肉や魚ガッツリでなくとも、しみじみ美味しいものは作れる、最近はそれを感じることが多くなりました。
もちろん、すき焼きだステーキだ角煮だ唐揚げだ、と肉をガッツリいただくハレの日も楽しみますし、魚を捌いて刺し身三昧、海鮮丼など、魚の美味しさを堪能するのも大好きです。
そうではない日が、感動の少ない日常、いわゆるケの日なのかというと、これだけ美味しさを味わえて感動できるわけで、身体が欲するものをいただく、というのが本当に大事だな、と。
早く元気になってどちらも楽しんでいきますので、寒い日が続きますが、引き続きよろしくお願いします。