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久しぶりに天ぷら三昧〜一番好きな◯◯◯の刺身も
誕生日を迎える親しい友人にプレゼントを買うのにデパートへ行き、ついでにデパ地下でお買い物。
普段のスーパーには置いていない、珍しい食材を物色しました。
まず見つけたのが「行者にんにく」。
別名アイヌネギと呼ばれる北海道に特有の食材。
シャキシャキした食感と、名の通りにんにくを彷彿とさせる風味。
醤油漬けなんかが北海道土産でよくありますね。
あとは天ぷらにしていただくイメージ。これがあるなら、日曜は久しぶりに天ぷらだ! と決めました。
もう一つは、鮮魚コーナーで密かに期待していたアイツ。ありましたありました。
サクでパックになった刺身用。実は刺身で食べる食材の中ではいちばん好きです。
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そう、クジラです。
地元ではたまに魚屋さんにあって、昔からクジラは刺身でいただいていました。
お肉の刺身が思うように食べられない昨今、とろけるような鯨の刺身を食べられるチャンスは貴重です。
にんにく醤油で食べるのが定番。
天ぷらとは別に、楽しみができました。
ホクホクしながら帰宅して、その日は誕生日の前祝いで外で食事〜飲み。
迎えた日曜。二日酔いから何とか生還し、他の天ぷらの食材を仕入れに行きます。
今回天ぷら用に準備したのがこちら。
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左が行者にんにく。右がピーマン、新玉ねぎ、舞茸、タラの芽。
タラの芽は、高いなー700円とかするのかー、と見送っていたら、見切り品が¥198だったので買いました。
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型は小さいし、溶けてしまったようになっている葉先を除き、ガクを取ると量は減りましたが、何株かまとめて、天ぷら三個分くらいにできそうです。
あ、そして、今回の天ぷらパーティー、肉も魚も目ぼしいものがなく、あ、と閃いてメインはコレでいきます。
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カニカマ。この大きさ、ボリューム感で¥298はお得感。
天つゆは、ほんだしでとった出汁に酒とみりん同量、はちみつも同じくらい加えて煮立たせ、火を止めて同量の醤油。基本の和の煮物の汁を少し甘くした感じ。
フライヤーをセットし、油が適温に達する間に青物野菜を茹でたりしてから、いざ天ぷらにかかります。
「コツのいらない天ぷら粉」を使用するので楽チン。
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薄力粉を食材にまとわせておくと、衣の付きは良くなります。
どんどん揚げていきます。
バットにあげて、軽く油を切ったらお皿へ。
今回は久しぶりに、持っている中でいちばん大きい皿を使いましょう。
揚げ終えたら、手早く鯨のサクを刺身にし、いざ食卓へ。
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三つ角があるけどフォルムとしては全体に丸い、丸三角皿? 三角丸皿? みたいなお皿。
以前先輩にいただいた皿、お気に入りでこのブログにもよく登場しますが、大中小の三サイズあります。
たいてい使用しているのは鯨刺身を盛った小サイズ。
大サイズを使うことは稀ですが、久しぶりに使えました。
最近買ってよく使っているしずく形の小鉢には、おかわかめ。休日に行く少し離れたスーパーには、よく置いてある野菜です。クセのない旨味のある葉で、少しぬめりがあって美味しいです。
煎り酒とおろし生姜で。
天ぷらは天つゆと塩でいただきます。
行者にんにくのにんにくっぽい風味は油と相性がよく美味しかったです。天つゆもいいですが、塩で風味を楽しみたいところ。
しなっとしたので、もう少しシャキっサクっとさせたかったところですが、油の温度の問題かな、衣の加減かな、その辺は日々精進です。
茸はあったほうがいいよな、と舞茸を大きめの房で。うん、野菜中心の中、満足感が出ます。茸の天ぷらって美味しいですよね。
縦に二つに割ったピーマン、これも歯触りの良さを残すいい揚げ加減にできました。
この野菜も油と相性良いですねー。
タラの芽。春が来た! って感じが一気に出ますね〜。
ホクホクとした食感とほんのりした苦味と香り。王様と称されるだけのことはあります。
春といえば新玉ねぎも。厚めにスライスしてじっくり揚げましたが、甘い! トロッとして甘くて、いつものオニスラとは違う側面を見せてくれました。
そしてカニカマ。ボリューム感抜群、カニの風味が際立って美味しい!
何なら素人が本ちゃんの蟹を揚げるより、こっちのほうが間違いなく出来るんじゃないかと思えます。
かまぼこなので、揚げ具合にそこまで気を使わなくて良いのもいいですね。トングでつかむとき、ちょっと表面が剝がれた部分がカリッとして、それはそれで食感のアクセントになってくれています。
合間にいただく鯨刺しも、間違いのない旨さ。
トロッととろける幸せ。生臭さはなく、魚と肉のいいとこ取り。
この日はノンアルでしたが、大満足。
ペロリと完食、と言いたいところですが、舞茸、タラの芽、カニカマそれぞれひとつずつは残しました。
天ぷら揚げたら、そうです、コレ。
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天ぷら蕎麦で締めました。
茹でそばにストレートつゆで手軽に済ませて、ポーチドエッグだけ用意して、刻みねぎたっぷり。
前の記事で腹八分目、いい塩梅で、とか言っていた気もしますが、明らかに食べ過ぎです(笑)
休みの日の特別感を充分に堪能できた日曜でした。