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アジフライ〜深夜のストレス解消

朝、卵か牛乳を切らしていた(記憶が曖昧)のでスーパーへ。
鮮魚コーナーで目に入ったのが、アジ150円。
たいてい二尾で売られているのが、その日は一尾のみのパックがあったので、晩に塩焼きもありか、と購入しました。

あいにくその日は思いのほか仕事が遅くまでかかり、夜中近くに帰宅。もうご飯は炊かなくていいか、いつものオールフリーを飲んで寝るかな、という時間。

しかしアジどうしよう? ご飯にしなくても塩焼きをつまみにする? 明日の朝にする? どのみち捌いて内臓は取ってしまうほうが良い?

と迷ったときに目に入ったのが傍らのフライヤー。稼働しない間はそのままオイルポットとして利用していますが、確認すると油の量は十分あります。
だったらサッとフライにするか。
「サッとフライ」、この選択肢が自分に与えられるとは、半年前は想像していなかったです。

【アジフライ+α】
・アジ一尾、鶏せせり、小麦粉、卵、パン粉、塩胡椒

☆アジは三枚におろします。今日はさっと大名おろしで。皮をひいたら骨抜きで中骨を抜きます。
半身を三等分にカット。

☆まな板にラップを敷いて塩と胡椒。その上にアジを並べて上からも塩胡椒。
せっかくなので鶏せせりも少し揚げるか、とひとパックの半分用意。水気をペーパーでとり、アジと同様に塩胡椒。

☆フライヤーの油は推定170℃まで加熱。
加熱している間に具材に小麦粉を振っておきます。全面に付くように、ただし付きすぎも良くないので、余分な粉ははたきます。

☆一度に揚げる分(我が家のフライヤーだとアジ三切れ、せせりなら二本)、都度パン粉をつけます。
とき卵にくぐらせて、ボウルに入れたパン粉の上へ。多めのパン粉で包み込むようにし、掌でぎゅっと押さえるようにして定着させます。

☆揚げ具合は、じっ〜と見ていて判断するしかないですね。最初は細かい泡がたくさん出て、そのうち泡の量は減り、モノは油の表面に浮いてきて、パチパチした泡が出るようになります。
ここから引き上げるタイミングは、実はまだよく分かっていません。大きい泡も出なくなるまで待つか、衣の色合いで頃合いを見極めるか?
今回は、鶏は安全側で気持ち長めに様子を見て、アジは火の通りが半生でもまあ大丈夫だろう、と早めに引き上げた感じです。

火が通った揚げ物は、持ち上げると案外軽い、というのは肌感覚で分かります。そのへんも揚げ上がりのヒントになりそう。

すだちが半分だけ残っていたので添え、ソース、マスタード、ちょいマヨでいただきます。

アジフライ、火の通り具合は大丈夫でした。とくに生っぽいことはなく、身はホクホク。
洋食屋さんで食べる立派なアジフライには敵いませんが、150円で買ってきて自分で揚げてこれが食べられるのは満足度はかなり高いですね。

欲をいえば、アジフライならタルタルソースが欲しくなります。一度ゆで卵とかピクルス、または他の漬物とかで、自分好みのタルタルソースを作ってみたいですが、それは深夜帰宅した日じゃないときにします。

ついで、みたいな感じで揚げた鶏せせり、これが実は期待以上、主役のアジフライをしのぐ美味しさでした。スジがある分歯応えの面白さもあり、ゼラチン質も含まれるのでジューシーな仕上がり。揚げ物に合う素材というのが発見できました。お店で出してるのは見たことないですし、また揚げようと思います。
これまでせせりは何度も買ってきていて、それだけだとフライにしようという発想にはならなかったので、アジに感謝です。

うずら卵のネギ醤油だれ漬け、なかなかに美味しく出来ました。レシピは作ったときにネットで見つけたもので、酢を少し入れると味の輪郭がくっきりする、というのが勉強になりました。
しかし保存していなかったので、また食べたくなったときに探します。もしくは試行して自分なりのタレを作ろうと思います。

時間とカロリーを考慮してご飯を炊くのをやめたなら、うずらの卵だけでオールフリー飲んで寝りゃいいやん、と後になると思わないではないです(笑)

ただ、帰宅して何かしらの料理をするのは自分にとっての切り替えというか、ガス抜き的な楽しみで、バタンキューで寝てしまうよりも精神面での平安を保てている気がします。

ちょっと何かはしたい、しかし、いざ何かし始めると、つい手を掛けてしまう。そんな時間が楽しいんですよね。その感覚は子供の頃に夢中でプラモデルを作っていたときの感じに似ています。
料理は、自分にとって趣味と呼べるものになりました。コロナ禍の思わぬ副産物ではありますね。

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