初めての沖縄②
沖縄出発当日、S君と共に、福祉タクシーで一緒に羽田に向かった。
沖縄に行ける期待と沖縄に着いたら旅行会社が待っているのか?とか色々な気持ちや不安が交錯していた。
飛行機に乗るのは2度目。
初めてのフライト時は、こんな鉄の塊が~とか、離陸や着陸の時のGに感動したのだが、2度目になると落ち着いていられた。
沖縄の地に降り立つと、暖かいと思いきやとても寒かった。
3月こっちも寒いのか・・・
これが沖縄の第一印象だった。
沖縄は、冬も暖かいと勘違いしていた・・・
どうしよう・・・今来ている春物の薄手ブルゾンしかない。
着るものが、半袖Tシャツがほとんどで、長袖はロンTを1枚だけしか持って来ていなかったのである。
完全に季節の勘違いだった。
冬の沖縄は寒い!を認識した。
到着ロビーで、ページングボードを持った体格のいい男性を発見した。
きっとあの人が仲本さんなのだろう。
旅行業者の仲本さんと会えた事に安堵した。
因みに、仲本さんはトレーナー姿だった。
沖縄の人を見回すとダウンを着てる人も結構いて驚いた事を記憶している。
自己紹介をし、ロータリーに止まっていたハンディキャブにびっくりした。
車椅子が4台搭載できると言っていた。
お昼ご飯を食べていなかったので、沖縄そばのお店に連れて行ってもらった。
そこは奥武山公園駅から直ぐの与那原家Ⅱと言うお店だった。
熟成生麺で美味しかったのを思い出す。
*現在は閉店。
このお店で沖縄の洗礼を受けた。
それは、フーチバー。
ヨモギだよ。トッピングしてみると言われ草餅大好きな僕はお願いした。
生のフーチバーを口に入れた瞬間・・・
とても全部お腹に入れる事ができなかった。
今は、フーチバー天ぷらはいけるけど生は食べないようにしている。
それだけ衝撃的な味だった。
あの沖縄そばは、また食べたいな〜と思う。
それから、嘉手納基地を見に、道の駅かでなに行く。
寒空の下、滑走路を眺めながらソフトクリームを食べたような気がする。
そして、残波ロイヤルホテルに1泊。
当時、バリアフリールームが2つありとても使いやすかったのを覚えている。
夕食は仲本さんに連れられて読谷村だと思うのだが、ファミリーレストランのたたずまいで、刺し盛りがあったり和食もあったりの居酒屋風ファミレスに行った。
ホテルから15分ぐらいの所だったと記憶している。
話はそれるが、沖縄は海に囲まれているが生魚を提供しているお店が少ないと感じるのは僕だけだろうか?
沖縄の県魚「グルクン」を刺身で出してくれる所はあるのだろうか?
入院中に沖縄出身のナースが結構いたが、みんな生で食べたことがないと言っていた。
話を戻して、その店もグルクンの刺身は無かったが、イラブチャーの刺身は美味しかった。
その店にも洗礼があった。
ヒージャー汁・・・ヤギ汁だ。
塩を入れてお好みで食べる。これにもフーチバーが付いてきた。匂い消しなんだと思う。
ヤギの内臓・・・もつが入っているのだが、すごく臭い。
でも味は不味くはない。美味しいとは言えないが食べられた。フーチバーは昼に懲りたので食べなかった。
今日1日、鮮烈な沖縄食デビューだった。
あの店は、まだあるのだろうか?
そして、沖縄の1日が終わった。
つづく