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【漏水・・・苛立ち】
イライラしてもしょうがないのだが、イライラした。
水漏れが一向に進展しないからなのだが、何ができる訳でもない。
このイヤな流れから逃れたい。逃げたい。
その気持ちがイライラさせる。
2週間経ってもどの様な状況か把握できないでいた。
妹の話を聞いても良く呑み込めなかった。
一体全体どうなっているのか?
妹の話では、こうだった。
マンション管理会社(〇人社)から依頼された被害調査を請け負った業者(K's)が調査に入った。
共有か専有かの調査で専有部分と判断され、当事者同士4階住人と話し合ってくれと〇人社から言われる。
4階住人からの謝罪は一切なし。何も言ってこない。
自宅の被害調査にK'sが入るが全く進展なし、被害調査時の話ではK'sが見積りを出し保険会社の鑑定が来るらしいとのことだった。
しかし、誰もk'sに依頼していないし契約も交わしていない。
良くわからないうちに、人のうちの被害の見積もりを勝手に行っていたなど、僕は違和感を感じた。
妹に「k'sって何者?」と聞くと良くわからないという。
しょうがないので直接、管理会社の〇人社に病室から電話した。
担当は佐伯と言って食えない奴だった。
佐伯に水漏れの詳細を聞いた。
初めこいつは、一方的に共用部分ではないのでと言って逃げに徹してきた。
僕は、「そんなことは、聞いてない。k'sは何者か?を伺っているのです。」
続けざまに「共用部分か専有部分かの調査をk'sに依頼したのは誰ですか?」
と聞くと佐伯は答えた。
「それは、管理会社のうちです。」
僕は、「専有部分の水漏れと判断され、k'sが個人宅の調査を勝手に行っているけど誰が依頼したのか知りたいのだけど」と言うと
佐伯は、「・・・」
「わかりませんが、4階の平間さんでは?」とあやふやな答えが返ってきた。
僕は、「水漏れ調査も4階の住人依頼で保険も鑑定会社も4階住人の息がかかっているわけですよね、被害者不利ではないですか?だから進展しないのですか?」と言うと専有部分なのでと逃げられた。
それから僕は、「後、これだけ水が洩れているわけで4階もプールのようになってるとお聞きしましたが、共有部分まで水が達しているか調査してください。」と言うと佐伯は、管理組合の理事長に行ってくれとのことだった。
〇人社の佐伯に電話をした直後にK'sから僕の電話に連絡が来た。
ずぶずぶの関係が垣間見えた瞬間だった。
妹に伝えて理事長宅に行ってもらうと散々な目に遭ったようだった。「私はイヤだからお兄ちゃんが電話してよね」と言われた。
理事長に電話すると定年退職していて、偉そうな態度を取り人の話を聞かない爺だった。なるほどこれでは妹が可愛そうだなと思った。
僕は、人の話を聞かない爺さんに論理的の論破していった。
最終的に聞いてはもらったが人の話を聞けないような輩が動く訳がなかった。
ここの住民はこんなのしかいないのかとがっかりした。
被害者なのに、なんでこんなに疲れるのか?
被害者は、被害者だから被害者と言われるのか・・・
被害者になって被害者がこんなにも大変だと知った。
つづく