【退院を見すえる】
大部屋に移っても4階のナースが夜勤後に顔を出してくれた。
本当にありがたいし嬉しかった。
会社から休職発令メールが届き給料がストップした。病休が終わってしまった。
早く復帰せねばと思った。
復帰に当たり上司から「決まったら早く教えてください。」と言われた。
復帰前に産業医面談をして働いても大丈夫と言うお墨付きをもらわないといけないらしい。
仕事復帰に向けて何をしていかなければならないかを考えた。
・UR賃貸の居室内をカスタマイズ
・ヘルパー確保
・後は自分の体調次第
考えてみるとこれだけか・・・
これさえクリア出来れば退院出来る。
住宅は、確保できた。
後は本当に住めるのか?不安だった。
そこで外出用の電動車椅子を漏水した自宅からUR住宅に運んでもらう手配をイケメン君にお願いしていた。
ついでにどんな塩梅かヘルパー目線で見てもらった。
彼は、動画を撮りながら解説し、詳細動画をlineで送ってくれた。
とても分かりやすくてありがたかった。
おかげで大丈夫そうな事が分かった。
問題点を挙げると便座の高さが漏水した自宅よりも低いのとお風呂が狭いとの事だった
後はベッド。
幸いにもかーるくんの業者ペアレントがベッドのレンタルもやっていた。
これで家問題は、ほぼクリアか?
残るは、ヘルパー問題。
身の回りの事が一切できない僕は、ここが一番重要だった。
3つの事業所に受け持ってもらっており、2つの事業所は大丈夫だったのだが、中国人が社長を務めている事業所だけ問題があった。
そこからは、2人来てもらっていた。
2人とも男性で日本人と中国人だったのだが、中国人だけ来れなくなったと言われた。
補充は出来ず新たな事業所を紹介すると言われた。
初め中国人社長は、代わりの人もいますから安心してください。と言っていたがでまかせだった。
紹介された事業所も中国人が社長で出来たばかり。
どこの国か忘れたが、ケアに入る方は外国の男性だと言う事だった。
これも怪しいなと感じた。
来てくれる事業所に伺ったところ、穴の開いてるところを埋められると聞き安心した。
退院後は、慣れた人が安心だ。
と言う感じでヘルパー問題もクリアした。
漏水の自宅からURに引っ越しは1月28日に決まり、妹と引っ越し業者とで行う予定となった。
2月14日にベッドの搬入予定。
3月1日から復職とすると、1週間前の2月22日に退院しようと決めた。
相談員さんを呼んで、住む家も何とかなりそうなので1か月後に退院したいと告げた。
つづく