12月8日
求職サイトからの応募で初めて、面接日調整の連絡が来た。
実は二件応募し、働きたいのは近隣の事務職だったが、こちらはあっさり書類選考で撃沈。勢いで応募したもう一件から〝面接〟という返信が来たのである。
面接…といっても、〝面接会〟とある。普通の面接とは違う匂いがする。催し物会場みたいなところに、人が沢山いるイメージ。実際は判らないが…。
まさか面接…という話になるとは思わなかったので、大いに戸惑っている。興味のある仕事ではあるが、調べれば調べるほど、自分に合った職場とは思えない。評判も良いとは言い難い。場所が大都会なのも腰が引ける。服装も、多分スーツなのだろうな…と思ったら、益々萎縮する。
何だかとんでもない失敗をやらかした気がする。
返信を急がねばならないが、どう返信するべきかわからない。石橋を叩き過ぎて渡らない、悪い癖が出ている。
しかし、本当に働きたいところなら、こんな嬉しいチャンスはない。迷ったりしないはずなのだ。
後押しが欲しくて、深夜の占いサイトを梯子するも、ろくな助言がない。
ハローワークの、気になる求人リストを片っ端から改め、自分の心と対話しながら消去法を取れば、気になるリストは空っぽになった。
来年、私の運気は上がるらしい。所詮占いで、今までだって良いことなんか当たった例はないので、何の根拠もないが、一点の希望の光くらいにはなっている。
何が自分の仕事になるかわからない。
しかし本当に自分が働く場所なのか。
受けても無いし、受かってもいないのに、既に二択の間で揺れている。