『恋人製造法』藤子不二雄 少年SF短編集第1巻

画像1 棚さん。わやだな、職場の状況。したけど全部思い、ぶちまけんなや。小出しな。ただの騒音になるからよ。伝わんないからな。大変だけどよ。したけどさ、棚さん。この監禁されてるマネキンば見ろ。大変だべや。蛍光灯近過ぎでないかい?天井も低いしよ。お国柄慣れてないべ。俺、いつからかマネキンが気になってな。助けなきゃってよ。健やかにいるマネキンがいなくてよ、大体劣悪な環境にいるべや。
画像2 この方も、小樽の商店街にいらっしゃった、お縄ちょうだいマネキン。脅されてるんだべか?寒い中な。不憫だべや。
画像3 自分で気に入った服選びたいと思うんだわ。棚さんも、明日からマオカラーのスーツが私服な!とかさ、嫌だべ?自分で選びたいべ?生地はリップルでとかよ。袖無しのジージャンとバミューダとかな。例えばの話な。
画像4 この方も、ダイビング趣味なんだべかなぁ。狭いとこに入ってるからよ、あずましくないもね。棚さん。救出ばしないとな。海猿な気持ち出るべや。
画像5 こちらは、もう飾ってもいないべ。助けてっ眼差し感じないかい?棚さん。欠伸噛み殺したべ?マスクしても分かるからな。まぁ分かるけどよ。もうすぐ終わる。最寄駅の駅に着くからよ。
画像6 こちらに至っては、なんちゅうか手前は、ウルトラセブンの星人だべ?ゴース星人とメトロン星人合わさった感じでよ。後ろに少年。第何話よ?セブンの。
画像7 したからな、棚さん。俺は記録して状況証拠ば残して、出るとこ出ようと思って・・・着いたわ。駅。あんがとな、俺のコレクションば見てくれてよ。映画『マネキン』ば観てからかな?この癖。もちろん2も。したっけ、棚さん。別んとこ探しながらな。今の場所は、すぐ辞めんなや。また連絡するわ。Let'sご自愛!
画像8

いいなと思ったら応援しよう!

棚さんの友達
サポートして頂いた際には、ボクの作った抱瓶「友ダチ瓶」ばプレゼントしたいです。あぁしたけど、邪魔になっかなぁ。棚さん、どう思う?