なぜ散らかる?その収納、面倒じゃないですか。
訪問片づけレッスンハンナリのハンナです。
これまで、1700時間ほど、ご依頼をくださった方のご自宅に伺って片づけレッスンをしてまいりました。
ご自宅に伺い現状を拝見すると、いろいろな要因が重なって片づけが難しくなっていることがわかります。
片づけが難しくなっていることの要因は、収納に対してモノが多い場合がほとんどですが、
他にも「収納の場所」や「収納家具の仕組み」など、構造に問題がある場合もあります。
✅出しっぱなしになるモノがある
✅探し物が面倒
✅開かずの間、開かずの箱がある
✅買ったモノが見つからずまた購入してしまう
こんなことでお困りの方がいらっしゃいましたら、ご自宅がめんどうな収納になっていないか、チェックしてみて下さい。
このnoteが改善の一助となれば幸いです。
こんな収納になっていませんか
①忍び足収納
→収納場所が家族の寝室にある
モノを戻そうとする時、その部屋で眠っている人がいると、起こさないように気を使います。
ガサガサ音を立てられないので、本当は戻したいのにそのまま先送りにしたり、別の部屋に一時置きをしたり、片づけを後回しにしてしまいます。
②砂のお城収納
→不安定な収納家具、収納法になっている
特に自作の収納棚などでよく見られます。
ユラユラ揺れる棚を使っている、他にも、強度の弱い 突っ張り棒で吊るす収納をしている場合など、
慎重にモノを戻すことが面倒になり、収納されずにそのまま出しっぱなしになってしまいます。
③ドミノ収納
→自立しないモノ同士が支え合っている
ひとつモノを取ると、隣のモノが倒れてくる。
使う時には問題がなくても、使った後 戻すことが面倒になり、空いている場所に積まれてしまいます。
④ツタの葉収納
→引出しにモノが垂れ下がっている
引き出しにタオルや衣類、電気コードなどが垂れ下がっていると、引き出しを開け閉めするたびに邪魔になり、引き出しの中に戻すことが億劫になります。
⑤洞窟探検収納
→家具の後ろを収納場所にしている、または部屋が倉庫化している
壁とモノの隙間を通って、やっとたどり着く場所を収納場所にしていると、モノの出し入れが面倒になります。
また、持っているモノを把握できなくなるので、探し物をすることが増えたり、買ったはずなのに見つからず買い直すことがあったり、
時間もお金も無駄にしてしまいます。
⑥マトリョーシカ収納
→何重にもしまい込んでいる。
〈引出しを開けて、箱のふたを開けて中のモノを取りだす〉または〈扉を開けて、箱を開けて、ポーチの中のモノを取りだす〉など、
普段使うモノなのに、出し入れに いくつもの工程が必要になると、
使うのことも戻すことも面倒になり「出したままにしておこう」と考えてしまいます。
⑦通行止め収納
→収納家具の前にモノが鎮座している
〈季節家電〉〈ゴルフバッグ〉〈大箱での買い置き〉〈お子様の知育セット サブスク〉など、収納場所に困るモノが、収納家具前に鎮座することが多いです。
押入れやクローゼット、タンスの前が、それらの定位置になってしまうと、行く手を阻まれ、いちいちモノを脇に寄せる作業が必要になります。
片づけは収納ワザでは解決しない
ここまで、片づけることが難しくなってしまう収納を提示してきました。
①忍び足収納
収納場所が家族の寝室にある
②砂のお城収納
不安定な収納法になっている
③ドミノ収納
自立しないモノ同士が支え合っている
④ツタの葉収納
引出しにモノが垂れ下がっている
⑤洞窟探検収納
家具の後ろを収納場所にする、または部屋が倉庫化している
⑥マトリョーシカ収納
何重にもしまい込んでいる
⑦通行止め収納
収納家具の前にモノが鎮座している
以上、皆様のご自宅、職場ではいかがでしょうか。
「収める場所は決まっているけど、面倒で、出しっぱなしになってしまう」
「きれいに暮らしたいのにいつも散らかっている」
多く伺うお悩みですが、やはり、収納法だけでは解決しません。
現状を知り、理想の暮らし描き「まずは捨てるを終わらせる」ことから始まります。
自分で「残す」と決めたモノだけになり、収納場所を見直す時が来ましたら、
その時の合言葉は一つ。
それは「収納は極限までシンプルに!」です。
我が家は、こんまり流で片づけをするまで、①~⑦全て、当てはまっていました。
ですが、すべて解消されました!
と言いたいところですが(笑)
今でも、『④ツタの葉収納』。
これは時々おこってしまいますね。
コンセント延長コードの定位置を変えて改善したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。ご機嫌に過ごすご参考になりましたら幸いです。
こんまり流片づけコンサルタント ハンナ