見出し画像

マスクで感じられなくなるもの

本格的に春ですね。
私は、冬から春に変わるときの、だんだん気候や景色、身体が温んでくる、その感じが大好きです。
皆さんも、そうですか?

マスク生活が早2年。
普段からする習慣がなかったし、息苦しくて嫌いなので、初期しばらくは抵抗していたのですが、もうこの、「外に出れば、人がほとんどいない場所でも99%の人がマスクをしてる状態」になってしまってからは、仕方なく着用しています。

今日思ったのですが、マスクは春の喜びを半減させるなぁと。

私たちが春を感じるのって、決して目だけではありません。

瞼にあたる太陽の温かさとか、頬をなでる風の心地よさとか。
冬の、動物も植物も身を潜めているつめたさに、だんだん土や草、花の匂いが混じってきて、どんどんそれが濃くなっていく様子とか。
雨が降る前の、湿った土の匂い。雨が上がった後の、水分の残り香。

そういうの、全部含めて、全身で季節の移ろいを感じるのだと思います。

身体の覆われていない部分で、一番敏感なのは顔なので、そこを隠してしまうと、もう、目とか耳だけで全てを感じなくてはならなくなる。
なんて大変なことでしょう。

以前、幼児のマスク着用の可否について議論になったことがありますが、呼吸の面はもちろん、子供の情操教育には、マスクって絶対良くないですよね。
日本人て、そもそも欧米人などと比べてボディランゲージや表情が小さいので、マスクしてると更に読み取りにくくなるのではないかと思います。
そのくせ、「空気読んで」色々察しないとならないので、子供のときに色々な大人の表情を見られないのって、かなりマイナスでは。

もちろん、防疫の話をしたら、もうずーっとマスクをし続けるのが一番安心なんだと思います。
でも、マスクで感じられなくなるものも、とても多い。

全員がいつでもどこでもマスク!というのが、日本で終わるのはだいぶかかりそう…というか、このままニューノーマルになるんじゃないかと本気で怖い…
私としては、早くマスク生活が終わることを切に望んでいます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?