日本に対外情報機関は必要か(その4、とりあえず「完」)
シリーズものでお伝えしているこのテーマ。
やはり原点は1945年8月15日、敗戦に端を発していると思われます。
日本警察に外事警察すなわちカウンター・インテリジェンス(防諜)機能が復帰したのは敗戦から七年も経過した昭和27(1952)年のサンフランシスコ講和条約締結後のことです。
それまで我が国の警察には国内における「かく乱勢力」の取締のみしかGHQから許されていませんでした。
これは何を意味するか?
令和6(2024)年になっても米国CIA,英国MI6などの対外情報機関が我が国に存在しない(存在させてもらえない)理由はまさに戦後から79年経過してもなお米国による支配が続いているからに他ならないのではないでしょうか?
故石原慎太郎氏が国会質問などでも何度も問題視して嘆いた
東京のど真ん中、赤坂に存在する米軍へリポート
並びに 横田基地の存在
これは我が国の対米従属姿勢と日本が敗戦国として未だに米国の支配下にあることを如実に示しているとは思われませんか?
つまり、我が国に対外情報機関が出来上がるのは我が国が第三次世界大戦で戦勝国になり米国に勝利する以外にチャンスはないこと、すなわち永久に不可能との悲観的演繹とならざるを得ない状況にあるような気がします。
この稿でいったん
我が国に対外情報機関は必要か?
というテーマでの発信は打ち切らせていただきますが別の切り口からの発信は続けていきたいと思っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
引き続きよろしくお願い致します。
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