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ダメージ・コントロール 第二章 火に油を注がない危機管理
お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません。(悪ノリご容赦ください)
5月の投稿からかなり時間が経過してしまいました。ダメージ・コントロール第二章ということで今回は、危機管理とはなんぞや?というお話から入らせていただきます。
1 危機管理の要諦とは?
故佐々淳行氏の言をお借りすれば
「悲観的に準備して、楽観的に行動する」
この定義に全てが集約されていると思います。最悪を想定し周到かつ綿密な日常の準備と訓練無くして本番での良いパフォーマンス、「火に油を注がないためにはどうするのか?」はありえないのではないでしょうか?
2 最悪を想定したくはないけど・・・
みなさんこれまでの人生経験を振り返ってみてください。何か失敗した時に悪い局面、最悪の状態を想定するのではなく、少しでも自分に有利な場面を想起して良い結果に期待してしまい、結果は自分が想定したものより悪かったというご経験をお持ちではありませんか?
誰しも最悪の結果なんて思いたくもないし、起きてほしくないですよね。しかしよく考えてみてください。最悪を想定していれば、「それより悪い状態はありえない」わけで、中途半端に悪い状態を想定して準備していると予期せぬ障害、頼りにしていた人的財産物的財産が想定どおりに自分に利せず「想定外」という言葉通りの結果になることはないのではありませんか?
3 起きてほしくない最悪の場面、「危機」
わたしたちが日常生活していく上で発生が懸念される、普段あまり考えたくない場面といえば
リストラ、自己破産、突然の解雇、倒産、介護全般、子供の進学、就職、離婚、不祥事、一家離散、親子供の引きこもり、地震風水害などの自然災害(※ これらを総称して本稿では「危機」と呼ぶことにしますね)
等等が思いつきます。こうした危機は他にも枚挙にいとまがないくらい存在しますが我々は好むと好まざるに拘らずこれらの危機をどこかの段階で、どうにかして自力又は他力本願で乗り切っていかねばならないことが多いと思います。
4 危機管理とダメージ・コントロール
こうした「起きてほしくない」危機ですが上記の例として挙げた事象における最悪の場面を想定してみてください。既に最悪の状態になっている場面もありますがその場面での対処を考えるのが本稿です。少しでも自己あるいは家族・親族、友人へのダメージを和らげるための方策を日頃から準備しておくことが重要なのであり、これすなわち危機管理でありダメージ・コントロールなのではないでしょうか?
次回以降では、実際に起きた会見や実例をもとに日頃からどのように「悲観的に準備」すべきかの各論についてお話ししたいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。
このテーマにつきましては今後も継続して投稿させていただきたいと思っております。
皆様の「スキ」はナイスです。
明日への活力と次回投稿への栄養剤とさせていただきます。