私の暮らしと素敵な本、読書備忘録
本を読んで、いいな、と思ったことを自分の暮らしに取り入れてみるのが好きで、本屋さんや図書館に行くと、暮らしや料理関連の本、自分の生活を楽しんでいる方のエッセイを見ていることが多い。せっかくnoteをはじめたので、自分の読書備忘録も兼ねて、最近読んで良かった本を記録したいと思う。
その1、広田千悦子さんの「くらしを楽しむ七十二候」。1年を七十二候にわけて、季節の食べ物や行事の楽しみ方が書かれているのだが、知らなかった行事や昔からの季節の料理が知られて、とっても楽しい1冊となっていた。例えば来週の9月9日は、重陽の節句なので菊酒(菊を日本酒に入れて香りを楽しむお酒)を楽しんでみる、など季節を楽しむ提案がたくさん書かれているので、私はいつも通勤時に来週のページを読んで、来週の楽しみプランを考える参考にしている。
写真はこの本で知った「鷽替え」という年始の行事で、去年の厄災を”ウソ”に替えてくれるのだそうで、とってもかわいい鷽鳥さんを我が家に1羽お迎えした。
その2、画家の牧野伊三夫さんの「かぼちゃを塩で煮る」。料理好きの牧野さんが、自分なりの世界観で料理をつくるということを心から楽しんでいる様子が、読んでいて何ともうきうきとした気持ちになれる本で、この本を読んで焼きりんごとポークソテーをつくったり、セビーチェをつくってみたりしている(私は料理が好きなだけで、上手ではないので写真は省略)。あと、どうしても欲しくなって雰囲気満点の木の落し蓋を買った。この本は、レシピ本ではないのだけれど、料理の工程や背景、牧野さんなりのコンセプトが本当に楽しそうに語られていて、読んで一部想像しながら同じ料理をつくってみるのがとっても楽しい。
その3、高橋みどりさんの「くいしんぼう」。食に関する思い出が優しく綴られたエッセイ本で、読むと、こういう視点でごはんを食べにいってみるのもいいな、休日ゆっくり時間をとって手の込んだごはんをつくってみようかなという気持ちになれる。個人的には、商店街をゆっくり散歩した時と同じ気持ちになれることが出来て、雰囲気がとっても大好きな本。ずっとデビューしてみたかったものの、先送りしていた近所のBARへのひとりデビューは、この本を読んで叶うことに。
手持ちの本を随分読み終えてしまったので、今週はどこかで大きな本屋さんに行ってみようかな。次はどんな本に出会えるかな、楽しみ。