hanimi

普段の普通のしあわせと気持ちを、ちょっとずつ記録していこうと思います🌱1983年生まれ、東京に生息。 ✏️お仕事の執筆、承ります(インタビュー記事や広報記事の作成、エッセイ入賞経験があります)✏️ #エッセイ #ひとり時間

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普段の普通のしあわせと気持ちを、ちょっとずつ記録していこうと思います🌱1983年生まれ、東京に生息。 ✏️お仕事の執筆、承ります(インタビュー記事や広報記事の作成、エッセイ入賞経験があります)✏️ #エッセイ #ひとり時間

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リュックを背負ってちょっとした旅に出る

 最近、リュックを背負って日帰りひとり旅に出ることにハマった。週末が1日空きそうな週は、週初めに予算と目的を決め、週半ばで叶う場所を探し、週後半で電車とバス、ごはん処など細かいところを仕事の合間や通勤時に猛烈な勢いで検索をかける。ここで大事な自分なりの旅の掟が、リュックで旅に出るということと、リュックの横ポケットにペットボトルではなく麦茶の入った水筒を差すこと、山・川・海のどれかを眺められる場所を選ぶという3点。日帰りとはいえ、冒険感は欠かせない。  この夏は神奈川の山の上の

    • タイムスリップ森散歩

       先週末、多摩センターにある東京埋蔵文化センターが管理している遺跡庭園「縄文の村」の自然観察会に参加してきました。こちらは、多摩ニュータウン開発時に、遺跡(縄文時代の集落)に盛土をして、当時の多摩丘陵の景観を復元したものだそうで、トチノキ・クルミ・クリをはじめ50種類以上の樹木やゼンマイ・ワラビ等を植栽して、縄文時代の植生を再現しているのだそう。  公園内には復元住居もあり、時々焚き木も行っていて、小ぶりながら、ひと足踏み入れると、まるで縄文時代の森へタイムスリップしたような

      • 状況も結末も良く分からない映画が面白い

         最近、状況も結末も理解が追いつかない、全部を理解出来ない映画にハマっている。見終わった後、「うわぁ・・・」とひとり静かにズンっと何かを感じて(この感想もはっきり出ない感じもまた良い)、ゆっくりお風呂に浸かってから眠りにつくのがなんだか良い。昔、SF短編小説で有名な星新一さんの本をベッドの横に置いておいて、1話読んでから眠りにつくのが好きだったのだけれど(もう殆ど出版されている本は読んでしまったためこの楽しみは終了してしまった)、感覚的にはそれに似ている。  M・ナイト・シ

        • 誰かの暮らしに癒される、読書備忘録

           最近、朝の通勤時間と夜寝る前にエッセイを読んでいる。自分の世界観と時間の流れを持って生活されている方の文章を読むと、素早い時間の流れに心がささくれてどっかに行ってしまいそうな時でも、ほわっと自分のペースに戻ってくることが出来てとっても良い。シュールな視点にニヤニヤしながら電車に揺られ、ほんわかするエピソードに癒されてからぐっすり眠りにつくのが日課になってきている。そんな日課の中で、お気に入りになった本を記録しておこうと思う。  その1、ふかわりょうさんの「世の中と足並みが

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          季節を炊き込む

           今年も栗ご飯を炊いた。水に浸した米の上に、皮をむいた白っぽいゴツゴツした栗を並べ、炊飯器で炊き込むと、栗は黄色くほくほくに、ごはんはもちもちいい香りになって、とっても気持ちのいいご飯になる。  ここ数年、季節の変わり目にその季節の野菜や植物を使った炊き込みごはんをつくるのを楽しんでいる。春はえんどう豆、ふき、桜、夏はとうもろこし、秋は栗、さつまいも、むかご、冬は里芋、大根と生姜、と色々な野菜を米とともに炊く。  ふきごはんは、香りが炊飯器を空けた時に部屋の中いっぱいに香っ

          季節を炊き込む

          天気と空想と毎日

           時々、 iPhoneで一週間の天気を確認し、ちまちまと空想グッズを揃えて、ささやかなその日の楽しみをつくっている。  雨の日はちょっと大きめのおにぎりを握り、部屋の照明を少し暗くし、テレビとインターネットは電源コードを抜き、ロフトにふっこりしたマットとその上にピクニックシートを敷いて過ごしている。ロフトのちっちゃい窓を半分開けて雨の音を部屋に呼び込み、花をさした小さい花瓶とおにぎりと、お茶たっぷりの水筒をピクニックシートの上にセットし、本を広げて過ごせば、雨の日の山小屋ごっ

          天気と空想と毎日

          芋を絞って秋を感じる

           近所の八百屋さんにさつまいもが並びだしたので、芋巾着をつくった。和菓子屋さんのように美しい形にはならなかったけど、ほくほく甘く、秋を感じられたので自分では満足。季節の野菜や果物を使っておうちで何かをつくってみるのは本当に楽しい。しばらく炊飯器頼りの季節の炊き込みごはんに夢中だったのだけれど(もうすぐむかごの季節だな)、最近は和菓子屋さんを真似して甘味もつくれるようになったらいいなと思っている。  さつまいもの思い出といえば、昔幼稚園の時に芋掘りが行事としてあって、近くのさ

          芋を絞って秋を感じる

          映画「あんのこと」を見て思う“居場所”のこと

           映画「あんのこと」を見た。見終わった後、思うところが多くて暫くぼんやりしてしまった。私は昔苦労をした時期があった。映画の比じゃないし、世の中に大変な人思いをしている人は沢山いると思うので、詳細は割愛するけれど、この映画を見て、人間社会の中で生きて活動をしていくには居場所を持つということを、難しいけれど自らなんとか取り組まなければいけないことだと改めて思った。  居場所を持つのは気力がいるので、まずは気力を絞り出すきっかけになる誰かの言葉をよく考えて掴みとらなければならない。

          映画「あんのこと」を見て思う“居場所”のこと

          夜な夜な私はスパイス大魔神

           最近、早く帰宅できた日に、時々夜な夜なスパイスカレーをつくっている。というと、まるで料理がとっても上手な人に聞こえてしまうかもしれないが、分量はだいぶ適当につくっている。トマトホール、玉ねぎ、ひき肉、ヨーグルト、生姜とにんにく(このあたりはチューブだって大丈夫)と、クミン、コリアンダー、カルダモン、ターメリック、レッドかピンクペッパー、塩、とカレーづくりに王道のスパイスさえあれば、適当な分量でもなんだかそれらしい味になって、出来上がった時のスパイスの使い手になれた感が、とっ

          夜な夜な私はスパイス大魔神

          どう生きたいかを考える、読書備忘録

           30代を経て40代に入り、人生において色々な焦りはあるものの、昔に比べると、仕事場や人間関係で悩みにぶつかった時の乗り越え方や、自身の機嫌の取り方が分かってきて、随分と生きることを楽しめるようになった。そんな今、これからをどう生きたいか、生きるのかを考えるきっかけになった、最近読んだ3冊を記録しておこうと思う。  その1、よしもとばななさんの「海のふた」。ふるさとの西伊豆でかき氷屋さんをはじめた“まりちゃん”と、大切な人を失い、ひと夏まりちゃんのもとへやってきた”はじめち

          どう生きたいかを考える、読書備忘録

          てくてく歩いて東京のトルコへ

           代々木上原駅から歩くこと約5分、大通りを渡ったところに突然現れるモスク、東京ジャーミィをお散歩してきた。モスクの中は自由に見学できるようになっているとのことで、入口で貸し出し用のスカーフを借りて(頭髪を覆う必要があり、ノースリーブやミニスカート、半ズボンでは入れない)いざ中へ。一歩中に入ると、なんとも鮮やか(だけれど優しい色)で華やか、まるでここは海外。内装はトルコ・イスラム芸術を代表する工芸作品が散りばめられているとのことで、どこを見ても美しかった。  モスクの雰囲気を

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          雨の日の町中華チャーハン

           じとじとっと蒸し暑い1日。お仕事でじわじわと汗をかきながら沢山歩いたので、無性にしっかり味のおいしいごはんが食べたくなって、晩ご飯はちょっと遠征して、気になっていた中華料理屋さんへ。昔からお仕事をがんばった日、夜遅くなった日は中華料理屋さんかラーメン屋さんに寄りたくなることが多い。もりもり食べて、その日のうちに体を回復させようとしているのかな、無意識の私。効率良くで出来ているじゃないか、えらいぞ私の体。  お店に到着して、からからっと引き戸をあけて、カウンターに通してもらい

          雨の日の町中華チャーハン

          私の暮らしと素敵な本、読書備忘録

           本を読んで、いいな、と思ったことを自分の暮らしに取り入れてみるのが好きで、本屋さんや図書館に行くと、暮らしや料理関連の本、自分の生活を楽しんでいる方のエッセイを見ていることが多い。せっかくnoteをはじめたので、自分の読書備忘録も兼ねて、最近読んで良かった本を記録したいと思う。  その1、広田千悦子さんの「くらしを楽しむ七十二候」。1年を七十二候にわけて、季節の食べ物や行事の楽しみ方が書かれているのだが、知らなかった行事や昔からの季節の料理が知られて、とっても楽しい1冊とな

          私の暮らしと素敵な本、読書備忘録

          夏の終わりのあったかぜんざい 

           夏もそろそろ終わり。まだまだ蒸し暑くて、涼しい秋がちょっと遠そうだけれど、無性にぜんざいが食べたくなって、お仕事帰りに寄り道。寄り道したのは、甘味処の老舗、神田にある竹むらさん。お餅が大好きな私は、迷わず餅ぜんざいを注文。もうちょっと涼しくなったら、あわぜんざいも頼めるんだそう。ゆっくり店内の雰囲気を味わっていると、お待たせいたしましたと運ばれてきたお椀の中には、ほっこり焼かれたお餅の上に、丁寧に炊かれた餡がたっぷりと乗ったぜんざい。口に運ぶと、まろやかなあんこと、ふかふか

          夏の終わりのあったかぜんざい 

          ゆっくり生きるのが好き

           ここ数年、意識的にゆっくり生活を楽しむようにしている。毎日とってもはやく時間が過ぎ去ってしまいそうなことが時々怖くなるのと、日々の普通の幸せを、ちゃんと楽しめるようになったのが最近だというのが理由だ。昔は悩みや考えごと、つらい気持ちが日々の暮らしを楽しむ力に勝ってしまって、どうにもちゃんと日々を楽しむことが出来なかった。  近頃の私の楽しみ方は、平日の夜、楽しみながら明日のお弁当をつくってみる、朝眠たくても少し早起きして、少し遠回りして公園の近くの散歩道を通って通勤してみる

          ゆっくり生きるのが好き

          東京で世界のコーヒーを味わう楽しみ

           東京に出てきて驚いたことのひとつが、とにかく多種多様な飲食店が賑わっているということ。日本国内、世界中どこの料理でもきっと探せばあるんじゃないかな、というくらい色んなコンセプトのお店があって、飽きるなんて日が訪れることはないんだろうな、といつも思う。  そんな東京に住んでいて、ここ数年ハマっているのが、いろんな国のコーヒー(時々ミルクティー)を飲みに出かけること。お手軽にいろんな国を旅している気分になれて、とっても楽しい。  先日、下北沢のザ・モスク・コーヒー(THE MO

          東京で世界のコーヒーを味わう楽しみ