【読書感想文】子育てママのためのフルリモート転職 perfectガイド
「今だから思う、学生のうちにやっておけば良かったことは?」
そんな問いを見かけたのは、12月の折返しを過ぎた頃。
「勉強」と即答することは簡単だけれど、そんなことは絶対に大学生に響かない。言われなくてもやる人か、言われてもやらない人かどちらかしないだろう……
「学生のうちにやっておけばよかった」というのは言い訳で、結局のところ浮かんだことは「今、お金や時間を言い訳にして逃げていること」ばかりで、胸にグサグサと刺さってゆく。
いろいろ答えを探す中で、「ああ、これは確かにそうだなあ」と思うことにたどり着いた。
それが、「職業の選択肢を知らなすぎる」問題!
大学時代に就職活動をまったくしなかったわたし。本当に微塵もしなかった。最初のオリエンテーションにも行かなかった。もちろん、面接のひとつも受けていない。大学最後の1年間は音楽活動に明け暮れ、卒業したあとは世界再生の旅(ゲーム:テイルズオブシンフォニア)に没頭し、自分でもコイツどーすんだよ。と思っていたところ、アルバイトしていたライブハウスの店長に拾われた。「君は、これからどうするの?」「行くとこなかったら、うちのシフト増やしたら?」
それから、怪我が原因でライブハウス勤めを辞めるまで、約6年。
手の怪我が完治していなかったので、事務職のアルバイトを探す。(たぶん、タウンワークで)
職場が、通勤時間+30分のところに移動するので退職。
次もアルバイト事務を探す。(このときはマイナビバイトだった気がする)
コロナ禍で会社をクビになって、無職のち再就職。失業保険が切れるギリギリまでボケッとしてしまったので、とにかくアルバイトで……たぶん、タウンワークで見つけた。それが、いまの会社。
そう、わたしは世の中の「職業」について知らなすぎる……
宇宙を知らない人間が、絶対に宇宙飛行士になれないように、人は知らない職種には就けないのである。こんなアタリマエのことに気がつくまで、数十年もかかってしまった……
▼タウンワークかマイナビバイトに載ってる職種しか知らないと気づいたわたしの話
最近、「リモートワーク」とか「副業」とか、かつてのわたしがイメージする「毎日通う会社から給料をもらう」以外の選択肢が、チラチラと目に入る……
もう一度言う。
人は、知らない職種には就けない。
じゃあ、どうやっていろいろな職種を知ってゆくのか……
それは、経験した人に話を聞くのがいちばん手っ取り早い!
そんなときに現れたのがコチラ!
▼冒頭は作者の、冷え田やっこさんのXで読めます!
わたしは、妻でもママでもないので「子育て」というワードを見ると、「なんかすいませぇん……」と小さく脇を通り抜けてしまうことが多かったのだけれど、最近「子育てママ」と自分に通じる部分があることに気がついた。
それが、「会社の当欠」
ママは、お子さんの体調不良で休まねばならぬ……というシチュエーションをよく耳にするわけだけれど、わたしの場合は自身の体調。三年ほど前に病気になってしまってから、フルタイムで働ききることができず、朝起きると「あ、今日ムリ……」という日が、どうしても月に何度か発生する。
有給が足りないとか、お金の問題も大きいんだけど、「今日休みます」という、あのときの気持ちたるや!!!!! 言われているほうはそれほど気にしなかったとしても、自分ひとりがいなくても会社は充分にまわっていくとしても、あのひとことを吐き出すときの如何ともし難い気持ちは、わたしにもわかる。と、言わせてもらう。
最近、「リモート」とか「副業」ってワードが気になっていたのは、「自分の体調が良いときに働きたい」ということで、それは「先々の体調が読めないので、事前にシフトを入れる今の仕事の場合、どうしても当欠が発生してしまう」ことへの情けなさにあったんだ……
「休む」っていうの、わたし、ツラかったんだ……
そんなふうに、わたしの場合はたまたま「働く子育てママたち」に学びたいことがたくさんある。という立場だったわけだけれど、「子育て」という言葉を聞くと「すいませぇん…」と感じてしまう同志たちよ。
生き方って自由だし、働き方も自由だ。
だから、みんなが好きなものを選ぶ権利があると、わたしは言いたい。
別に毎日出社できるし、当欠をしたことなくたって、新しい職種を知って、良い感じに時間を使う生き方をしたっていいじゃないか。ぜひともそうあって欲しい。
だからわたしはこの本を、「働き方と生き方に悩むすべての同志」にオススメしたい!
この本、#フルパフェ に書いてあるのは、こんなこと
未経験から、フルリモートワークのお仕事を見つける方法
お仕事を探すときの注意点
お仕事探し以外の、日頃の発信活動のこと
特に、3番の「日頃の発信活動」については、すごく学びになりました……
面接で、自分のハンドルネームを呼ばれるミラクルについてのお話があるんですが、このミラクルは発信活動をしていたから起きたこと。
noteを書いたり、stand.fmで話したり
そういうことが面接の練習になったり、出会いに繋がったり……今までそんなふうに考えてこなかったので、目からウロコでした。なんかこう、いろいろ考えたり調べたり工夫しなければ発信に意味はない……って、どこかで思っていたのだけれど、わたしもきっと、もう奇跡の土台の上にいるってことですよね。スゴイ。
「わたしには無理。なんて思わずに」
「子育ても仕事も楽しむことをあきらめないで動きましょう!」
すごく、明るくて嬉しいメッセージを受け取れて嬉しいです。
この本の、ゆず茶さんと同じくらい行動できるかとか、どんな未来にたどり着くかは自分次第。だけどまずは、ゆず茶さんと同じくらい行動してから、行動できるわたしになってゆけたなら
ゆず茶さんの「夢は、この本からフルリモ転職成功する方が出てくること」っていうの、めちゃくちゃ素敵だなって思いました。そして、その成功を後押しする、それこそ「perfectガイド」な一冊。
漫画は、冷え田やっこさん。
すごくわかりやすくまとめられていて、離脱せずに最後まで読むことができました。
この、 #フルパフェ
550円で新しい働き方をわかりやすく学べて、充分スゴイのに
Kindle unlimitedだと追加料金ナシで読めちゃうのがスゴすぎる……加入している方は、ぜひ読んでみてください。
そして、 #フルパフェ を読んだみなさんの
ここへたどり着いたあなたの、お仕事や、人生の話を、わたしはもっと知りたい。誰かが書いた文章とか、漫画とかって、その人の頭の中を覗けるってことだから。わたしはもっと覗いていきたい。もっともっと、生きのしやすい場所が、あるような気がして。
だからこそわたし自身も、「わたしなんてなんもできないよ〜」とか、「たいした経験ないよ」なんて言わずに、たくさん書いて、話してゆきたいな。と思いました。
アラフォーにもなって、結婚しているわけでもないのに正社員になったことのない自分を、どこかで恥ずかしく思っていたけれど。そんなわたしだからこそ、今日の記事にたどり着くことができたと思っています。
もっともっと、生きのしやすい場所。探してゆくぞ!
そんなふうに、前向きな気持ちになれたことが、何よりも嬉しいです。
「何をしていいかわからない」「何もできない」から、一歩でも先に進みたいあなたへ。この本を贈ります。
2025年1月12日 松永ねる
▼冷え田やっこさんのnote
▼やっこさんに描いていただいた似顔絵が届きました! うれし〜〜〜
▼家事、時間の使い方についてお悩みの方へ
▼その他の推し活、感想文など
▼日々の不調に、お悩みの方へ