#垂仁天皇
KOJIKI<まほろば⑤>
垂仁天皇の皇后、沙本毘売命はなくなる時に御子の乳母として
「丹波国に住む、比古多多須美知能宇斯王(ひこたたすみちのうしのみこ)に兄比売(えひめ)・弟比売(おとひめ)の二人がいます。立派な方々ですから、このお二人を」
と伝え炎の中に消えました。
丹波の比古多多須美知能宇斯王には4人の娘がいたので、垂仁天皇は「せっかくだから、まとめて面倒をみようか」と4人を呼び寄せました。これには理由があって、
KOJIKI<まほろば③>
時は第11代垂仁天皇の時代です。崇神天皇の御子で名は伊久米伊理毘古伊佐知命。父君と同じように纏向に宮を構えていました。(卑弥呼の墓といわれている遺跡のある場所ですね。)あ、これから先は垂仁天皇で通しますが・・・。この天皇が沙本毘売命(さほびめのみこと)を后としていた時のことです。毘売には沙本毘古王(さほびこのみこ)という大切な兄がいました。
ある日のこと、沙本毘古王が「ちょっと、聞くけど、お前は